どうもー、おはようございます。マイクです。
「zenncast」、2026年6月12日、金曜日の朝7時台、今日も元気にお届けしていきます。
この時間は、技術ブログサービス「Zenn」から、今日のトレンド記事をピックアップしてご紹介していきますよ。

今日はお便りなしということで、そのぶん記事たっぷりめでいきましょう。
さてさて、今日ご紹介する記事は全部で5本です。ブート体験、AIニュースキュレーター、ゲーム事業、軽量LLM、そしてFigma MCPと、かなりバラエティ豊かです。

それじゃあ、さっそく1本目いきましょう。

1本目は「組み込み Linux のブート画面を黒フレームゼロで Qt アプリに繋ぐ」という記事。
組み込みLinuxのブート画面、電源入れてからアプリが立ち上がるまでの“つなぎ目”を、とにかく滑らかにしたいっていう話ですね。普通は、PlymouthのスプラッシュからQtアプリに切り替えるときに、一瞬黒い画面が出ちゃったり、アニメーションがリセットされたりして、「あ、今切り替わったな」ってユーザーにバレるんですよ。この記事の作者さんは、それがイヤで、PlymouthとアプリのQML側のスプラッシュを、同じデザイン・同じアニメで“二段構え”にして、つなぎ目をなくしています。ポイントは、Plymouthを「QUIT」じゃなくて「DEACTIVATE」で扱うことで、描画は残したままDRM masterだけ開放して、Qtの最初のフレームを上からpage-flipで重ねるから、黒フレームが出ないという仕掛け。そしてさらにすごいのが、アニメの「今どの位置まで進んでるか」を、画面の隅に見えないマーカーとしてエンコードしておいて、Qt側が最終フレームを読み戻して、続きからアニメを再生するという職人芸。Qtアプリ側ではまず軽いスプラッシュを即出しして、本体UIは遅延ロードしてクロスフェード、という構成で、電源オンからUI表示まで、アニメが途切れない体験を作り込んでいます。ブートの美学にこだわる人にはたまらない内容です。

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続いて2本目。「自分専用のAIニュースキュレーターをCodexで作って約1か月運用してみた」という記事です。
既存のニュースレターって、なんか微妙に自分の興味とズレてたり、英語中心で負担だったりしますよね。そこで作者さんは「じゃあ自分専用のAIニュースキュレーター作っちゃおう」と。仕組みとしては、AI関連ブログとかarXivなんかのRSSから記事を集めてきて、OpenAIのAPIで日本語タイトルと要約を生成。それを毎朝12本、カード形式で見せてくれるというもの。面白いのが、ただクリック数を追うんじゃなくて、「役に立った」「不要だった」をTinderみたいにスワイプで明示的フィードバックするUIを用意していて、そのデータをもとに、ソースごと・タグごとに重み付けしてスコアリングしているところです。新しさ、ソースの信頼度、自分の嗜好なんかをバランスよく加味しつつ、偏りすぎないように“探索枠”も残しているのが、ちゃんとレコメンドシステムしてるんですよね。Codexのオートメーションでデイリーのジョブも自動化していて、「会話しながらVibe codingして、ちょっとずつ改善していく」のがかなり相性良かったそうです。一方で、ソースやタグの粒度が粗いとか、似た記事が並ぶとか、内容ベースの推薦はまだ足りないとか、課題も見えてきたと。とはいえ「自分専用ニュースレター」を自作して生活に溶け込ませていく楽しさが、すごく伝わるレポートでした。

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3本目は「ゲーム事業部設立して、終了したお話」。
タイトルからしてちょっと切ないんですけど、中身はかなりリアルな経験談です。会社の提案で、著者さんが1人でゲーム事業部を立ち上げて、4か月で月1本ペース、2Dのハイパーカジュアルゲームを作ってCPIテストで検証する、という計画に挑戦します。Unityや生成AIを駆使して、「Clean Odyssey」「Roll Breaker」「PENGUIN BOSS BATTLE」「Wave Dig」と、ちゃんと4作リリースして、Meta広告でアメリカ向けにCPIテストも実施。でも、どれもCPI0.5ドル以下という目標は達成できず、事業としては終了という判断に。これだけ聞くと失敗談なんですが、記事の本質は「事業立ち上げからストア申請、広告運用まで、全部を一通りやって見えたこと」の共有なんですね。市場理解や事前準備が足りなかったこと、1人で企画まで抱えた負荷の大きさを振り返りながら、「パブリッシャーと組んでノウハウをもらうとか、専任のプランナーがいたら、もっと試行回数を増やせたかもしれない」と分析してます。会社の中で“新しい事業”を任されたときの期待とプレッシャー、そしてやってみて初めてわかる現実…そのあたりの生々しさが、同じように新規事業に関わっている人の胸にも刺さる内容だと思います。

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4本目は「新しく出たGemma4-E2B-QATを試してみる」。
こちらはGoogleが6月5日に公開した、Gemma4シリーズのQATモデル、その中でも一番小さい「Gemma4-E2B-QAT」を、OllamaとOpen WebUIで動かしてみた検証記事です。Dockerで構築した環境でCPU推論、メモリ16GBという、わりと現実的なマシン構成で試していて、モデルサイズはQATのおかげで約4.3GBまで圧縮されています。PTQに比べて精度の劣化を抑えつつ軽くしてるよ、というのが売りですね。評価としては、テキスト生成では文字数カウントが苦手だったりしつつも、数値比較や掛け算、Pythonコード生成みたいなタスクはちゃんと正解できたと。画像認識も、スクショ内の文字はある程度読めるけど、構造化までは厳しい、という“そこそこ”ライン。パフォーマンスは、テキスト生成で入力が毎秒100トークンちょい、出力が18トークン秒くらい、画像付きでも似たような速度で、メモリ使用量はおおよそ8.3GB。つまり、CPUオンリーでも「実用的なスピードでは動くけど、精度は用途を選ぶよね」という結論です。手元マシンで軽く試したい、サーバーリソースを抑えたい、みたいなシーンにはよさそうだけど、本番の品質を求めるなら上位モデルも検討したほうがいい、という現実的な評価になっています。

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そして5本目。「続・Figma MCPって本当にすごいの?」という記事です。
前回の検証では、「Figma MCP、まだ実務レベルはちょっと厳しいかも」という結論だったんですが、その原因が「そもそもFigma側の設計がよくなかったのでは?」という反省から、再チャレンジしたレポートになっています。今回は、フレームベースでしっかり階層を整理して、コンポーネント単位でちゃんと設計し直したうえで、Figma to CodeとCode to Figmaをあらためて検証。すると、ホバー挙動まで含めてかなり精度高く実装できたり、コンポーネントを組み合わせてページを自動生成したり、既存ページを参考にして、まだデザインしてないログイン画面をそれっぽく実装してくれたりと、「あれ、これ普通に仕事で使えるのでは?」というレベルに上がってきたと。細かい余白のズレなんかはあるものの、追加で指示すればちゃんと修正できるとのことです。さらに面白いのは、コード側で新しく実装した要素を、逆にFigmaへ“逆輸入”させるような使い方。フレーム名をコード基準で整理させたりもできて、デザインと実装の同期、保守性アップに効きそうだと感じたそうです。一発で完璧なものを出すというより、「追いプロンプト前提で、デザイナー兼実装アシスタントとして使う」イメージですね。将来的には、CI/CDの中に「コード変更したらFigmaも自動更新する」という流れを組み込めるんじゃないか、とかなり前向きな締めくくりになっています。

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というわけで、今日は5本ご紹介しました。
組み込みLinuxのブート画面を黒フレームゼロでつなぐ職人技、自分専用AIニュースキュレーターで情報収集を最適化する話、1人ゲーム事業部のリアルな立ち上げと終了の経験談、軽量LLM「Gemma4-E2B-QAT」の実力検証、そしてFigma MCPを“正しい設計”で再評価したレポート。どれも、やってみて、工夫して、そこから学んだ知見がぎゅっと詰まっていました。

気になった記事があれば、詳しい内容は番組のショーノートからチェックしてみてください。
「zenncast」では、番組の感想や、取り上げてほしいテーマなんかも随時募集しています。「こんな開発ネタが知りたい」「この技術追ってほしい」などなど、気軽に送ってください。

それでは、そろそろお時間です。
今日も良い一日をお過ごしください。お相手はマイクでした。
また次回の「zenncast」でお会いしましょう。ではではー。

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