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こんにちは!マイクです。今日は2024年10月10日、火曜日です。今日も「zenncast」をお聴きいただきありがとうございます!今日はZennで今、トレンドになっている記事を紹介していきますよ。

さて、前回紹介した記事は「バーチャルスクロールの限界を突破する」「新卒だけどいきなりRailsを6系から7系にメジャーバージョンアップしてみた話」「dotenvx、ありがとう」でした。興味深い内容でしたね。

それでは今日の内容に移りましょう!今日は全部で5本の記事を紹介します。まずは1つ目の記事です。

「イテレータを分岐させるとどうなる? Iterator Helpersに見るJavaScriptのイテレータの挙動」についてです。2024年10月のTC39ミーティングで、Iterator HelpersがECMAScript仕様に追加されることが決まりました。これにより、イテレータにメソッドを追加して、同じイテレータを親とする複数の子イテレータを生成できるようになります。この「イテレータの分岐」はとても便利で、例えば1から10までの数を持つイテレータを分岐させれば、異なる変換を施した子イテレータを生成できます。分岐したイテレータが交互に値を取り出すことで、期待通りの遅延評価が実現されますが、親イテレータが尽きると子イテレータは値を得られなくなるという面白い特徴もあります。また、`filter`や`take`メソッドの挙動についても解説されており、特に「閉じる」概念がリソース管理の観点からも重要だとされています。Iterator Helpersを利用することで、イテレータを分岐させる際の注意点や、閉じることの重要性を理解することができました。

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次に、2つ目の記事「Python3.13正式リリースが出ました!」を紹介します。Python 3.13が正式リリースされました!このバージョンでは、新しい対話型インタプリタの導入や、フリー・スレッディッドモード、ジャストインタイムコンパイラが追加され、使いやすさが向上しています。新しいインタプリタでは、複数行の編集やカラー表示、エラーメッセージの改善が行われ、より快適にコーディングができるようになりました。特に、フリー・スレッディッドモードではGILを無効にし、マルチコアCPUを活用した並行実行が可能になります。データモデルに新しい属性が追加され、標準ライブラリも強化されています。さらに、プラットフォームサポートの拡張もあり、iOSやAndroidが公式にサポートされるようになりました。これにより、Python 3.13はよりパフォーマンスが向上したバージョンとなっています。

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続いて、3つ目の記事「TanStack Form入門」についてです。TanStack Formは、ウェブ開発者向けの高品質なオープンソースのフォームライブラリで、Reactなど複数のフレームワークに対応しています。今のバージョンは0.xで、GitHubやnpmでの人気が高まっています。主な特徴には、ファーストクラスのTypeScriptサポートや、ヘッドレスな設計、最適化されたリアクティブパフォーマンスがあります。インストールにはいくつかのパッケージが必要で、基本的な使い方としては`useForm`を使用してフォームを定義し、`onSubmit`に関数を設定します。バリデーションも簡単に設定でき、非同期で実行することも可能です。TanStack Formを使うことで、UIとロジックを簡単に分離でき、大規模なプロジェクトでも実装のばらつきを軽減できます。ただし、まだ開発途中のため、未実装機能やドキュメント不足の課題もありますが、今後の機能強化に期待が寄せられています。

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4つ目の記事は「【iOS18対応】事業の急成長・品質・最新技術追従のトレードオフ関係を断ち切るための段階的Swift6対応」です。2024年9月17日にiOS18が正式リリースされたことを受けて、旅行アプリ「NEWT」では事業成長、アプリ品質、最新技術のバランスを重視しながらiOS18とSwift6への対応を進めました。開発は2名のエンジニアで行われ、安定性の確保に重きを置き、Swift6の新機能を段階的に導入するアプローチを採用しました。特に、Swift6の機能を有効化するためのフラグを活用することで、リリース時に不具合を最小限に抑えました。TCAを採用し、アプリの品質向上にも成功し、事業成長を果たすことができました。段階的な移行と効率的なスケジューリングにより、NEWTはiOS18にスムーズに対応し続けるそうです。

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最後に、5つ目の記事「Reactはどうやってデータfetchしてきたか 〜SPAからNext.jsとRemixまで〜」を紹介します。この記事では、Reactのデータ取得の歴史と現在のアプローチについて解説されています。Reactが登場して以来、ブラウザはデータを取得し、サーバーは独自の手法を模索してきました。この過程で、サーバーサイドレンダリング技術が発展し、Next.jsやRemixといったフレームワークが登場しました。サーバーサイドレンダリングでは、サーバーがデータを取得し、Reactコンポーネントにpropsとして渡す方法が用いられています。Next.jsはサーバーコンポーネントを活用し、データ取得を効率化する一方で、Remixは独自のデータ取得関数を用いることで、並列処理を実現しています。これらのフレームワークの進化は、エンジニアに新たな可能性をもたらしています。

さて、今日はこれらのトピックスをお届けしました。最後に、今日お話しした内容を駆け足でおさらいしますね。Iterator Helpers、Python 3.13の新機能、TanStack Formの特徴、NEWTのiOS18対応、そしてReactのデータ取得の歴史についてお話ししました。次回会えるのを楽しみにしています!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。また、番組の感想もお待ちしています!それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました!

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