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こんにちは、マイクです!今日は2024年7月24日、火曜日ですね。今日も「zenncast」にお付き合いいただきありがとうございます!さて、今日はZennでトレンドになっている記事をいくつか紹介しますよ。

前回紹介した記事は「Next.js って App Router が出てきて平和じゃなくなったよね」「React 19によって状態管理はどのように変わるのか」「入社3週間で同僚からアニメ作品のオススメを捌ききれなくなったので審議用Botを作ってみました」と、いろんな話題がありましたね。

では、今日紹介する記事の本数は全部で5本です!それでは、早速最初の記事から行きましょう!

1つ目の記事は「RAGで複数のLLMを使う『Speculative RAG』の解説」です。この手法は、Retrieval-Augmented Generation、略してRAGを用いて、複数の小型言語モデルを活用し、最終的には大きな言語モデルで評価することで、回答の精度を向上させることを目的としています。Speculative RAGは、Google DeepMindの研究者によって提案されたもので、ファインチューニングされた小型モデルを使って関連ドキュメントを取得し、クラスタリングを行います。そして、各インスタンスから生成された回答を大型モデルが評価して、最良のものを選ぶという流れです。この手法の利点は、小型モデルでも高い精度を維持しながら、回答速度を向上できる点です。実験によると、従来の手法と比べて最大51%の遅延削減を達成したとのこと。今後もこの分野の研究が進むことが期待されていますね。

続いて、2つ目の記事は「オブジェクト指向に学ぶデータサイエンスのコーディング術」です。データサイエンスの職務においては、プロダクト開発チームとは異なる成果物が求められるため、良いコードを書くためにオブジェクト指向が有効だと著者は述べています。具体的には、可読性、再利用性、保守性、信頼性の向上が重要で、特に適切なコメントや変数名を用いることや、コードをクラスとして整理することが提案されています。また、単体テストの実施を推奨し、テストコードは仕様理解を助ける重要な手段であると強調されています。オブジェクト指向を取り入れることで、より良いコーディングが可能になると著者は締めくくっていますね。

さて、3つ目の記事は「Firebase の API キーは公開しても大丈夫?」という内容です。FirebaseのAPIキーは公開されることを前提に設計されているため、クライアントアプリがFirebaseサービスにアクセスする際に問題ないとされています。ただし、適切なセキュリティ対策が必要です。具体的には、Firebase Security RulesやFirebase Authenticationを活用して、ユーザーのデータ操作を制御することが重要です。APIキーには制限された権限しかなく、重要なデータへのアクセスはできないため、安心して開発を進めることができるんですよ。

さて、4つ目の記事は「MarkdownベースのGo製タスクランナー『xc』のススメ」です。Go言語には組み込みのタスクランナーがないため、主にMakefileが用いられていますが、Makefileの複雑さから代替ツールが探求されています。そこで注目されたのが、Markdownベースのタスクランナー「xc」です。xcはREADME.mdに直接タスクコマンドを記述できるため、ドキュメントと実行内容の整合性が保たれます。基本的な使い方は、README.mdに`# Tasks`という見出しを作り、その下にタスクコマンドを記述することです。ただし、xcには改善の余地があり、知名度が低い点が課題ですが、興味のあるエンジニアには試してみる価値があると感じますね。

最後に5つ目の記事は「Rust の中で TypeScript を書くには」です。この記事では、Rustプログラム内でTypeScriptを実行する方法を紹介しています。Rust内に直接TypeScriptコードを埋め込む手法が提案されており、FFIの基本概念と主な実装方法が説明されています。特にC言語のAPIを用意する方法や、GRPCやOpenAPIを利用する方法に焦点が当てられています。Rust内にTypeScriptを組み込む可能性を示し、商用利用にはさらなる改良が必要ですが、エンジニアの方々には興味深い内容ですね。

さて、今日の内容を駆け足でおさらいしました!今回紹介した記事は、RAG手法やオブジェクト指向のコーディング術、FirebaseのAPIキーの取り扱い、Markdownベースのタスクランナー、Rust内でTypeScriptを実行する方法など、様々なトピックがありましたね。次回お会いできるのを楽しみにしています!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひご覧ください。そして、番組の感想もお待ちしています!それでは、またね!

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