こんにちは、マイクです!今日は2025年1月29日、火曜日です。さて、今日も「zenncast」では、Zennでトレンドになっている記事をいくつかご紹介していきますよ。
それでは、早速今日の内容に進みましょう!今日は全部で5本の記事を紹介します。
まず最初の記事ですが、タイトルは「Rust製の高速Linter・Formatter『Ruff』の初心者向け解説」です。RuffはPythonコードのLintとFormatを行うための新しいツールで、Flake8からの乗り換えを検討する価値があります。主なメリットは、高速な処理とLint・Format両方の機能を一つのツールで完結できる点です。しかし、完全な上位互換ではないため、注意が必要です。
Ruffのインストールは簡単で、`pip install ruff==0.9.1`で行えます。LintチェックやFormatチェックもそれぞれのコマンドで実施でき、Lintエラーを自動修正する機能もあります。特定のルールを選択したり設定ファイルでカスタマイズできるので、自分好みに使っていきましょう。
VS Codeとの統合もスムーズで、リアルタイムでLintのチェックやFormatが可能になります。そして、GitHub Actionsに組み込むことで、コード変更時に自動チェックができるので、開発の効率化にもつながります。興味がある方はぜひ試してみてくださいね。
。.
続いて2つ目の記事は「Webサービスぶっ壊れ地獄、行きやすぜ!」です。この記事では、Webサービスにおけるセキュリティリスクとその対策について解説しています。シンプルさや便利さを追求することが、実は「地獄」への道となる可能性があるということを強調しています。
具体的には3つのリスクが挙げられています。1つ目は、簡単なサインアップからのクレジットカード決済のリスク。これを防ぐためには、電話番号やメール認証の導入、決済制限が必要です。2つ目は、リクエストサイズの無制限がもたらすサーバーへの過負荷のリスク。こちらも文字数制限や認証強化が求められます。
最後の3つ目は、メール送信機能の無制限実行から生じるスパムメールのリスクです。これには、送信機能にレートリミットを設けることが重要です。著者は、セキュリティの教科書には載っていないが、実際の現場では頻繁に発生すると警告しています。便利さを重視するあまり、セキュリティを疎かにしてしまうとサービスが脅威にさらされるので、これらの対策が不可欠です。
。.
3つ目の記事は「ConnectによるgRPCを超えたスキーマ駆動開発(Golang/TypeScript)」です。ConnectはBuf Technologies社が開発したRPCフレームワークで、Protocol Buffersを利用した通信定義を基にしています。これにより、サーバーとクライアント間の効率的な通信が可能になります。
Connectの特徴としては、本番運用がシンプルであること、gRPCとの互換性があること、各言語のプリミティブな実装が行えること、ボイラープレートが不要なことが挙げられます。特に、HTTPセマンティクスとgRPCとの互換性を保ちながら、開発の効率を高める設計がされています。
また、GolangとTypeScriptでの通信のサンプルコードも示されており、サーバーやフロントエンドの実装が詳述されています。Connectはエコシステムを尊重して設計されており、開発者が快適に作業できる環境を提供します。今後のWeb開発において、Connectは有力な選択肢として考慮されるべきですね。
。.
次に4つ目の記事、「TypeScript 5.8のerasableSyntaxOnlyフラグ。enumやnamespaceが消える日が来た」です。TypeScript 5.8では新たに`erasableSyntaxOnly`フラグが導入され、このフラグを有効化することで、`enum`や`namespace`、クラスのパラメータプロパティなどの構文をエラーとして検出できるようになります。
このフラグは`tsconfig.json`で設定し、TypeScript Playground上でも確認可能です。Node.jsとの互換性を高めるためのフラグであり、特に`enum`や`namespace`などの構文は削除不可能とされています。著者は`enum`の代わりにオブジェクトリテラルを使用することが多いと述べています。
全体として、`erasableSyntaxOnly`フラグはTypeScriptとNode.jsの互換性を高めるための歓迎すべき機能であり、TypeScript 5.8は2025年2月にリリース予定です。開発者にとって注目の機能ですね。
。.
最後は5つ目の記事、「数オリの問題でOpenAI o1 vs DeepSeek(R1)」です。この比較では、数学オリンピック2016年度の問題を使って、OpenAIのo1とDeepSeek(R1)の精度を比較しています。最初の4問で検証した結果、特に図形に関する問題で誤答が目立ちました。
OpenAI o1は4問中2問、DeepSeek(R1)は4問中1問の正解を得たことが明らかになり、特に図形問題での思考過程の不足が課題として浮かび上がりました。今後のモデルの精度向上が期待されます。興味深い結果ですね。
。.
さて、今日もたくさんの情報をお届けしましたね。今日ご紹介した記事を駆け足でおさらいしますと、Rust製のLinter・Formatter『Ruff』、Webサービスのセキュリティリスク、ConnectによるgRPCのスキーマ駆動開発、TypeScriptの新フラグ、そしてOpenAIとDeepSeekの比較についてお話ししました。
次回お会いできるのを楽しみにしています。詳しい内容はショーノートに書いてあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。そして、番組の感想もお待ちしています!それでは、またね!