こんにちは、マイクです!今日は2025年3月16日、日曜日です。さて、今日も楽しい「zenncast」をお届けしますよ!今日はZennでトレンドになっている記事を紹介しますので、お楽しみに!
まずは、前回紹介した記事ですが、今回はおたよりが届いていないので、さっそく今日の内容に移りましょう!
今日紹介する記事は全部で5本です。では、さっそく1つ目の記事のご紹介です。
1つ目の記事は「Anthropic API のトークン最適化によるコスト削減」です。こちらでは、Anthropic APIが2024年8月から導入するPrompt Cachingについての2つのアップデートを発表しました。この機能は、よく使うコンテキストを再利用することで、コストを削減し、リクエストのレイテンシを短縮するものです。
最初のアップデートでは、Prompt Cachingの読み込みトークンが入力トークンの対象外となり、これによりコスト削減とレートリミットの改善が実現されました。特に、大量トークンを消費する場合に有効です。そして、2つ目のアップデートでは、Prompt Cachingの指定が簡略化され、開発者の負担が軽減されました。また、Tool Useにおいては、特定のモデルを指定することで、出力トークン数が大幅に削減されることができます。新たに公開されたtext_editorツールも、特定範囲のテキストを編集できる機能を提供しています。
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2つ目の記事は「SSRで認証をどうするべきか?」です。Next.jsなどのSSRを既存プロジェクトに導入する際には、既存の認証機能を活かす必要がありますが、SSRとCSR(SPA)では認証の仕組みが異なるため、慎重な考慮が求められます。
クライアント視点から見ると、認証はトークンを安全に保管し、サーバーに渡すことが求められます。CSRではlocalStorageからトークンを取得しますが、SSRではCookieが必須となるため、同じホストにしかトークンを送れません。実際の事例では、メドレーがCSRのみを採用したのに対し、Zozoは複数ドメイン間でCookieを同期させることでSSRの認証を実現しました。
これらの事例から、認証方法の選択はシステム全体に影響を及ぼすため、事前にしっかりと設計を検討することが重要です。
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3つ目の記事は「LLMにFactorioを遊ばせてみた」です。Factorioはエンジニアが資源を採掘して工場を構築するゲームで、最近LLMをベンチマークとして活用する研究が発表されました。
この研究では、Factorioのマルチプレイヤーサーバーに接続し、Pythonコードを通じてゲーム操作を抽象化してLLMに実行させる方法が採られています。実装では、MITライセンスのコードを使用し、Dockerでサーバーを立ち上げた後、LLMが自動的にゲームをプレイします。結果として、LLMはタスクを約15分で完了し、リファクタリングも行いながら整然としたレイアウトを実現しました。
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4つ目の記事は「Deno で browser-use を自作してみた (勉強用)」です。この記事では、Denoを使ってAI経由でブラウザを操作するツール「browser-use」の自作過程が紹介されています。
Denoを使った実装は、主にアクセシビリティ要素の列挙や、インタラクティブな要素のハイライトが強調されており、ユーザーが視覚的に要素を把握しやすくなる機能が提供されています。具体的なコード例もあり、AIとの対話機能を持つツールをDenoで実装する方法が示されています。全体を通して、ブラウザ操作を自動化する手法が詳しく解説されています。
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最後に、5つ目の記事「MCPに1mmだけ入門」です。こちらでは、Model Context Protocol(MCP)についての基本的な理解を深めるためのメモが提供されています。
MCPはAIエージェントと外部サービス間の通信手段で、特にAIエージェント用のAPIとして位置づけられます。MCPはリアルタイム通信や動的発見が可能で、開発効率が向上する一方で、システムの安定性が課題となっています。急速に普及しているMCPには、悪意のある実装や設定の不一致といった混乱もありますが、今後の展望として、AIエージェントの能力が拡張されることが期待されています。
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さて、今日は5本の記事を駆け足でおさらいしました!記事の詳細についてはショーノートをご覧くださいね。それでは、次回もお会いできることを楽しみにしています!番組の感想もぜひお寄せください。それでは、また!