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2025/6/28
今日のトレンド

LSP MCPサーバーとClineアプデ

皆さん、こんにちは!マイクです。今日は2025年6月29日、日曜日ですね。今日も「zenncast」をお届けします!今回はZennでトレンドの記事をいくつか紹介していきますので、お楽しみに!

さて、前回紹介した記事、タイトルは「o3 MCPでClaude Codeが最強の検索力を手に入れた」や「【コーディング無し】既存 API サーバーを MCP サーバーに一瞬で変える方法」などがありましたね。気になる方はぜひチェックしてみてください。

では、さっそく今日紹介する記事の本数をお伝えします。今日の内容は全部で5つの記事を紹介しますよ!

まず最初の記事は「lsmcp - 汎用的な LSP の MCP サーバーを作った」です。このアップグレードで、特化型のTypeScript MCPサーバーが汎用的なLSPベースのMCPサーバーに進化しました。これにより、RustやPython、Go、Moonbitなど、様々な言語に対応可能になったんです!具体的には、LSPプロセスを指定して開始することで、任意の言語で機能を利用できるようになります。例えばRustプロジェクトでシンボルのリネームを行った成功例も紹介されています。

この変更の背景には、開発者がヘッドレス環境で自律的にLSP情報にアクセスするニーズがあるんです。多くの開発者がtmuxやzellijを使ってエディタを起動せずに作業を進めているため、型チェックやLintが不十分な状況を改善したいという思いがあります。使用方法も簡単で、まず対応する言語サーバーをインストールし、lsmcpをプロジェクト特有の設定で起動することが推奨されています。

さらに、AIがコードベースを理解しタスクを自動化するための操作効率を向上させる必要があるという考察もあり、新しいアプローチが求められています。新しい言語Unisonも紹介されており、コード管理方法が変わる可能性についても言及されています。

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次の記事は「【神アプデ🎉】Clineが無料枠/サブスク対応!Gemini CLIとClaude Maxを利用すればコストを気にせず使い倒せるぞ!!」です。Clineの最新アップデート(v3.18)により、Gemini CLIとの連携が可能になり、なんと1日1000回までのAI利用が無料になるんです!これで開発者はコストを気にせずAIを活用できるようになりますよ。

Gemini CLIを利用するには、Googleアカウントが必要ですが、設定はとてもシンプル。まずGemini CLIをインストールし、Clineの設定画面でプロバイダーを「Gemini CLI」に切り替えるだけで、すぐに無料利用が可能になります。Claude Maxとの連携を利用する場合は、Claude Codeをインストールし、APIプロバイダーを「Claude Code」に指定することで、既存のサブスクリプションをフル活用できる環境が整います。

どちらの選択肢も開発スタイルに応じて使い分けることができ、コストから解放されることで、よりクリエイティブな作業に集中できる環境が整います。

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続いて、3つ目の記事は「pg_duckdbとDuckLakeがもたらすOLAP統合の未来」です。最近、SnowflakeとDatabricksがPostgreSQL関連企業の買収を発表し、OLAPとOLTPの統合が進む中、PostgreSQLにおけるOLAPソリューションの進化が注目されています。

特にpg_duckdbはOLTPとOLAPを同時に処理可能なHTAPデータベースを目指しています。これを用いることで、オブジェクトストレージにあるファイルに直接アクセスし、ETL処理を簡略化できます。導入もDockerで容易ですし、GCSなどのストレージへのデータの書き出しや読み込みが可能です。

しかし、現状のpg_duckdbには1ファイル=1テーブルという制約があり、レコード単位の更新や削除ができないため、改善の余地があります。そこでDuckLakeが登場し、複数ファイルをテーブルとして管理することでこの課題を補完する可能性があります。

将来的にはpg_duckdbがDuckLakeフォーマットに対応し、PostgreSQLを介したワンストップ分析ツールになることが期待されています。新たなデータ分析のフロンティアが広がりますね。

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4つ目の記事は「ターミナルを使う人は、とりあえず「mise」を入れておく時代。・・・を夢見て。」です。このエンジニア向けCLIツール「mise」は、GitHubリポジトリの管理や環境変数、タスクランナー、パッケージ管理を行うことができ、特にタスクランナー機能が便利です。

タスクランナーでは、`mise.toml`に定義したスクリプトを実行可能で、コマンドを逐一覚える必要がなく、作業の効率が向上します。さらに、nodeやpythonのパッケージも簡単に管理できるため、環境の散乱を防げるんです!

インストールもとても簡単で、curlコマンド一発でできますし、全体的にエンジニアの生産性を向上させるための有用なツールとされています。日常的なコマンドを効率的に管理・実行するために、ぜひ活用してみてください。

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最後の記事は「AIエージェントでバグバウンティ!Cline × Claude Code × GPT-o3 で $2,000 を獲得した話」です。著者がClineとClaude Codeを利用して開発したツールでは、複雑なロジックバグを発見するための攻撃シナリオ設計から脆弱性報告レポート作成までを半自動化しています。

著者は10のプロジェクトを調査し、最終的に$2,000の報奨金を獲得しました!重要なのはアプリケーション特有のロジックバグの発見であり、工程は静的解析、攻撃シナリオ設計、PoC生成、バグレポート作成に分かれています。

特にエージェントの分業が効果的とのことで、攻撃者視点での訓練が重要です。今後の課題には、攻撃シナリオの網羅性向上や複雑環境でのPoC生成が含まれています。短期間で実際のバグを発見できたことは大きな成果ですね。

さて、今日ご紹介した記事をおさらいしますと、汎用的なLSPサーバーのアップグレード、Clineの神アプデ、pg_duckdbとDuckLakeによるOLAP統合、CLIツール「mise」の紹介、AIエージェントによるバグバウンティの成功物語がありました。

次回もお楽しみにしていますよ~!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひチェックしてくださいね!番組への感想もお待ちしています!それでは、またお会いしましょう!

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