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2025/10/22
今日のトレンド

二分探索カーソル移動と技術選定

こんにちは、マイクです!今日は2025年10月23日、火曜日ですね。今日も「zenncast」をお聴きいただきありがとうございます!さて、今日はZennでトレンドの記事をいくつかご紹介します。

前回紹介した記事は、いくつかありましたね。「uv × DockerでのPython開発環境構築方法」、「0からフロントエンドにテストを導入した話」、そして「RAGが苦手な『ぬるっとした日本語』と戦う」という記事でした。どれも興味深い内容でしたね!

さて、今日紹介する記事は全部で5本です。それでは、さっそく今日の内容をお届けします!

まず最初の記事は「†二分探索†で怠惰なカーソル移動をしよう」です。この記事では、Vimにおけるカーソル移動を効率化するために、二分探索アルゴリズムを応用したプラグインの開発について述べています。著者は、カーソル移動を大雑把に行い、後から微調整するスタイルを好んでいるとのこと。特に、特定の行に移動する際に、ラベルを使ったプラグインがあまり使い勝手が良くないと感じていました。

そこで、著者はカーソルを中央から徐々に目的の行に絞り込む「二分探索カーソル移動」を実装しました。この手法では、カーソルを中央に移動し、特定のキーを入力することで探索範囲を半分に絞っていくのです。具体的には、`M`キーでモードに入り、`H`または`L`で探索範囲を上半分または下半分に絞ることが可能です。

また、Vimの「サブモード」機能を利用し、特定のキー操作中に一時的に別のキーバインドセットに切り替えることができるため、通常のキー操作に戻ることも楽にできます。著者はこの二分探索カーソル移動の実装をGitHubで公開しており、興味のあるエンジニアにとって実用的な参考になると考えています。カーソル移動を効率化する新しいアプローチ、ぜひチェックしてみてくださいね。

次の記事は「【個人開発】マッチング型サービスの技術選定」です。著者は、個人開発したマッチング型求人サービス「おためし転職」において、求職者向け(toC)と企業向け(toB)の二つのプラットフォームを構築する際の技術選定について詳述しています。主な技術スタックは、インフラにCloudflareとSupabase、フロントエンドにはNext.js、ORMにはDrizzleを使用しています。

Next.jsを選んだ理由は、開発効率の高さやSEOへの対応、共通の開発体験、開発者の慣れによる速さです。CloudflareとSupabaseは、個人開発のコスト効率を重視し、初期コストを抑えることが可能です。特に工夫した点は、toC側とtoB側で認証機構を分離したこと。求職者向けにはSupabase Authを採用し、企業向けにはBetter Authを使用しています。

このように、各ユーザータイプに最適な体験を提供しつつ、将来的な拡張性を確保した技術選定がなされていることが強調されています。これから同様のサービスを開発するエンジニアにとって、参考になる内容です。

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続いて、3つ目の記事は「Claude Skills × GitHub Actions でバグ修正の自動化を試す!」です。2025年10月、Anthropicが発表した「Agent Skills」と「Claude Code on the web」を使って、AIによる自律的なバグ修正やコードの自動リファクタリングを可能にする新しい機能について紹介しています。特に「Claude Skills」は、ユーザーの要求に基づいてスキルを自動的に選択し、業務を効率化することができます。

GitHubのIssueに特定のラベルが付与されると、AIが自動的にそのIssueを分析し、必要なコード修正を行い、テストを実行してPRを作成します。このフローでは、「Agent Skills」が中心的な役割を果たし、AIが自律的にスキルを選ぶという特長があります。

実際の構築過程では、Claudeが自動でIssueを解析し、バグを再現して最小限の修正を実施しました。具体的な設定例やYAMLファイルも提示され、GitHub Actionsを利用した効率的な運用が可能です。特に、複数タスクの並列実行ができる「テレポート」機能も注目です。今後、AIによる業務の効率化が進むことが楽しみですね。

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次の記事は「Claude Skills (Agent Skills) 入門」です。この機能は、特定のタスクを効率的に処理するためのスキルを提供します。指示書やスクリプトをフォルダ形式で管理し、Claudeが必要に応じて読み込むことが可能です。実装は簡単で、ディレクトリ内に`SKILL.md`ファイルを作成し、必要なスクリプトを配置することで完了します。

この記事では、文字数をカウントするスキルをゼロから実装する手順が紹介されています。特に、メタデータの命名規則や行数制限、参照ファイルに関する推奨事項が含まれています。これにより、Claudeがタスクの状態を適切に管理できるようになります。多様なスキルを簡単に追加できるため、エンジニアにとって強力なツールになることが期待されています。

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そして最後の記事は「OpenTelemetry が拡げる Gemini CLI の可観測性」です。2025年10月20日に行われたMeetup#20で、「クラウドネイティブ × Gemini CLI」をテーマにした発表がありました。AIエージェントとオブザーバビリティの関連性や生成AIシステムに関するSemantic conventionsについても触れられています。

AIエージェントは「非決定論的性質」と「内部動作の不透明さ」を持つため、オブザーバビリティが重要です。具体的には、OpenTelemetryのSemantic conventionsが役立ち、生成AIの操作を明確に定義し、情報を整理することができます。

Gemini CLIにおけるオブザーバビリティの必要性については、利用状況の分析やパフォーマンス最適化、デバッグ向上が挙げられます。最終的に、Gemini CLI Logs Viewerというアプリケーションを開発し、関連ログを可視化することができたそうです。AIエージェントのオブザーバビリティの重要性を再認識する良い機会になったとのことです。

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さて、今日はたくさんの興味深い記事を紹介しましたね!今日の内容をおさらいしますと、Vimのカーソル移動の効率化や、個人開発の技術選定、バグ修正の自動化、Agent Skillsの入門、そしてGemini CLIの可観測性についてでした。次回もお会いできるのを楽しみにしています!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひご覧ください。また、番組の感想もお待ちしております。それでは、またお会いしましょう!

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