どうもー、おはようございます。マイクです。
時刻は朝7時を少し回ったところ、2026年4月4日、土曜日の朝です。
ここからの時間は「zenncast」、今日もZennに上がっているトレンドの記事をチェックしながら、みなさんの開発ライフのヒントになりそうなお話をしていきます。
今日はですね、Zennのトレンドから5本、ぎゅっと詰め込んでご紹介していきます。AIまわりの開発効率化から、フロントエンドのビルド高速化、そしてレガシー資産のモダナイズまで、なかなか濃いラインナップなので、コーヒーでも飲みながらゆったり聞いてください。
まずは1本目。
タイトルは「GitHub Copilot のカスタマイズに疲弊した人に: Copilot Chat のビルトイン スキルがすごい」。
Copilotを使い込んでる人ほど、「インストラクション書いて、スキルも増えて、MCPもあって、結局なにをどう組み合わせればいいの?」って、だんだん設定沼にはまりがちなんですよね。この記事では、そのモヤモヤを解消してくれる、VS CodeのCopilot Chatに最初から入っているビルトインスキルを紹介しています。
キーになるのが `agent-customization` というスキルで、「インストラクション」「プロンプト」「スキル」「カスタムエージェント」「MCP」「フック」みたいな7種類のプリミティブを、Copilot側がうまく選び分けてくれるんです。ユーザーは「これこれこういうことをしたいんだけど」と自然言語で相談すると、「じゃあそれはこの形式でこう組むといいですよ」と、Decision Flow込みで設計してくれる。さらに、ありがちなアンチパターン、たとえば description をふわっと書きすぎて効きが悪くなるケースとか、YAMLフロントマターの構文ミス、なんでもかんでも `applyTo: "**"` にしてカオスになる、みたいなところもちゃんと指摘してくれるんですね。
結果として、ゼロから設定を作るところから、「なんか効いてないぞ?」という原因調査、肥大化した設定の整理、さらには独自スキルやエージェント作成まで、Copilot自身に相談しながら、今っぽいベストプラクティスで進められる。その「CopilotをチューニングするCopilot」的な発想が面白い一本でした。
。。。。
続いて2本目。
タイトルは「Vite 8にアップデートしたら10倍早いは本当だった」。
フロントエンドやってる人には、かなり刺さる実測レポートです。10年以上運用している、約300ファイル規模のフロントエンドリポジトリを、Vite 6から7、そして8へ段階的に上げていった話なんですが、Vite 8のキモはRust製のRolldownへの統合ですよね。この記事では、単にバージョン上げました、ではなくて、`rollupOptions` を `rolldownOptions` に書き換えたり、`@rollup/plugin-inject` への依存をやめてちゃんと明示的importにしたり、Nodeポリフィル前提だったxlsx-populateをやめてスクラッチ実装にするなど、移行のリアルな作業内容が紹介されています。
その結果どうなったかというと、7つのモジュールに対するビルド時間が、Vite 6や7と比べておよそ7〜12倍高速化。Vite公式ブログで「10〜30倍速いよ」と言っていたのに「ほんとぉ?」と思っていた人も、これ読むと「割とガチじゃん」となりそうです。しかもスピードだけじゃなくて、JSの生サイズもgzipサイズも、多くのモジュールでVite 8が一番小さくなったというのがポイント。ビルドが速くなると、ちょっとした修正やテストの心理的コストが下がるので、日々の開発体験がかなり変わるんですよね。最後は、今後のVite+への期待にも触れていて、「ビルドの待ち時間を削ること自体が生産性投資なんだ」というメッセージが伝わってくる記事でした。
。。。。
3本目。
タイトルは「とりあえず ralph loopからはじめるハーネスエンジニアリング」。
「ハーネスエンジニアリング」という言葉、最近ちょこちょこ聞くようになってきましたが、その中でも導入しやすい入り口として「ralph loop」を紹介している記事です。ralph loopってなにかというと、ざっくり言えば「while true でAIエージェントに同じタスクを何度もやらせて、ちゃんとクリアできるまで改善させ続ける」という超シンプルな仕組みです。エージェントって、ちょっと中途半端でも「完了しました!」って言いがちなんですが、それをテストやルールで縛りつつ、クリアするまでループさせることで品質を担保する考え方ですね。
記事ではClaude Codeの公式プラグインを使って、TDDっぽいループプロンプトの例を出しながら、E2Eテスト実装・レビュー専用のエージェント「e2e-reviewer」と、それをralph loopで呼び出すコマンド「run-e2e-review-ralph」を定義する方法が解説されています。E2E Testing Rulesとかレビュー基準をファイルとして用意しておいて、チャットから「/run-e2e-review-ralph」と叩くと、テストを書いて、実行して、レビューして、フィードバックを反映して…という流れを、APPROVEDになるまで自動で繰り返してくれる。
「高度なフレームワークを入れましょう」ではなくて、「while trueから始めよう」という発想なので、AIワークフローの自動化に興味はあるけど何からやればいいか分からない、という人にもとっつきやすい内容でした。Claude Codeのエージェント機能とコマンド機能を組み合わせると、ここまでできるのか、という実例になっています。
。。。。
4本目。
タイトルは「遺産であるCOBOLを現代化し、その正確性を自ら証明するAIを開発した話」。
これはレガシー資産のモダナイズ、そしてAIの使い方としてもかなり示唆的な記事です。COBOLをPythonに移行する話って昔からあるんですが、多くのツールは「文法だけPythonっぽくしたPy-BOL」を生むだけで、変数名は謎のまま、元の意図も読み取れない状態になりがちでした。さらに、LLMでゼロショット翻訳すると、一見きれいなPythonになるものの、ロジックを微妙に書き換えてしまう「気付きづらいバグ」が混入するリスクがある。
著者はここで、「正確性」と「意図の復元」をあえて分離します。まず決定論的なコンパイラ層を用意して、COBOLを型付きASTやデータフローグラフに変換し、その「構造だけ」をLLMに渡すPy-BOLDという仕組みを作ったんですね。LLM側では、構造を守ったままの翻訳、命名リファクタリング、pytest生成という3つのエージェントに役割分担させて、振る舞いを変えずに可読性と検証性を高めていく。こうすることで、LLMが勝手にロジックをいじる余地を減らし、AIを「制約された専門作業員」として扱える。
レガシーModernizationの現場でありがちな「AIに全部おまかせ」は危ないよね、という問題意識に対して、「どこまでを決定論で、どこからをAIでやるか」をきちんと設計する重要性を示している点がとても印象的でした。AI支援開発のアーキテクチャとしても、かなり応用が効きそうな考え方です。
。。。。
そして5本目。
タイトルは「Stitch × Figma Make × Claude Code で個人サイトがすんなり完成した話」。
これは、デザイナーじゃない人が「AIとデザインツールをどう組み合わせると、ちゃんと納得のいく個人サイトが作れるのか」という実践レポートです。AIだけにUIを丸投げすると、「それっぽいけど、なんかしっくりこない」ってなりがちですよね。この記事では、
①要件整理
②Stitch
③Figma Make
④Claude Code
という4段階の分業フローをとっています。
まずStitchで無料かつ大量のバリエーションを出しながら、色やタイポ、コンセプトを言語化して「Design.md」という形で構造化していく。このDesign.mdを、今度はFigma MakeのGuidelines.mdとして渡して、さらに必要なフレームもインポート。そうすることで、複数画面のデザインを、一貫したルールのもとで生成できるわけですね。
仕上げに、Claude CodeとFigma MCPを組み合わせて、FigmaファイルのURLを渡すだけで、レイアウト構造やカラーコードを自動取得し、そのまま実装まで持っていく。おもしろいのは、「最初からFigma Makeを使わない」理由もちゃんと説明されているところで、壁打ちフェーズでクレジットを無駄にしないためだったり、Stitchが吐き出すDesign.mdの品質がかなり高いから、という判断なんですね。フェーズごとにツールの得意分野をきちんと分けることで、クレジット節約と、一貫したデザイン・実装を両立できた、というのがこの体験談のポイントでした。
。。。。
というわけで、今日は
・Copilot Chatのビルトインスキルで、Copilotチューニング疲れから解放される話
・Vite 8へのアップデートで、本当にビルドが10倍近く速くなった現場レポート
・while trueから始めるralph loopによるハーネスエンジニアリング入門
・COBOL資産を安全にPythonへモダナイズし、AIで正確性まで証明するアーキテクチャ
・Stitch × Figma Make × Claude Codeで、個人サイトをスムーズに作り切ったワークフロー
この5本をご紹介してきました。
気になった記事があれば、詳しい内容や元の記事へのリンクはショーノートにまとめておきますので、あとでじっくり読んでみてください。番組の感想や、「このテーマもっと深掘りしてほしい!」といったリクエストも、ぜひぜひお待ちしています。
それでは、そろそろお時間です。
今日も良い一日をお過ごしください。お相手はマイクでした。
また次回の「zenncast」でお会いしましょう。ではではー。