どうも、zenncastパーソナリティのマイクです。
2026年2月28日、土曜日の朝7時になりました。みなさんおはようございます。今朝もZennで話題になっているトレンド記事を、まとめてチェックしていきたいと思います。通勤・通学中の方も、お家でゆっくりしている方も、よかったら最後までお付き合いください。
今日は、全部で5本の記事を紹介していきます。どれもAIまわりやフロントエンドのホットな話題なので、「ちょっとキャッチアップしたいな」という方にはピッタリのラインナップです。それぞれ、ざっくり内容がイメージできるようにお話ししていきますね。
まず1本目。「『全エンジニアが Claude Code を 100% 活用する』を目指してダッシュボードを作った」という記事です。
会社として「AIコーディングツールをちゃんと使い切ろう」という目標を立てたものの、実際どれぐらい活用されているのか、誰がどんな使い方をしているのかって、意外と見えないですよね。この記事では、その「見えない状態」を壊すために、Claude Codeのトランスクリプトを集めて分析するダッシュボードを自作した話が紹介されています。
トランスクリプトを解析するプラグインで利用ログを集めて、BigQueryでデータを貯めて、Webダッシュボードで「誰がどれくらい使っているか」「どのツールが使われているか」「コストはどうか」なんて情報を可視化しているんですね。さらに、Geminiを使って「ここがボトルネックじゃない?」みたいなインサイトも自動で出してくれる。
おもしろいのが、これによって「量だけ使ってる人」と「質高く使ってる人」の違いが見えてきたこと。それから、サブエージェントみたいな高度な機能を使いこなしている人のパターンがわかったので、「どう使えばいいのか」をチーム全体に展開しやすくなったそうです。公開後1週間でサブエージェントの利用が1.5倍に増えたということで、「導入して終わり」じゃなくて、「計測して可視化して、チームで改善し続ける」のがAIツール活用の肝なんだな、というのが伝わってくる記事でした。データドリブンにAI活用を進めたい人には、かなり参考になりそうです。
。 。 。 。
続いて2本目。「Next.jsの書き方そのままで、ビルド4倍速・バンドル57%減。Vinextの仕組みを全部調べた」という記事です。
フロントエンドやってる方、Next.jsのビルド遅さにため息ついた経験、ありますよね。さらに、Vercel前提の環境から抜けづらい感じもあって、「この書き方は好きなんだけど、インフラの自由度がちょっと…」というモヤモヤを抱えていた人も多いと思います。
そこで登場するのが、Cloudflareが出してきた「Vinext」。これが何者かというと、「Next.jsっぽい書き方をそのままに、裏側をViteベースに置き換えた環境」です。`app`ディレクトリや`pages`、`next.config`もそのまま使えて、ビルドは最大4.4倍速くなり、バンドルサイズも約半分強まで削れるというレポートが紹介されています。
仕組みとしては、`next/*`のAPIを33個以上のシムで差し替えて、Nextの公開APIの9割以上をカバーしている。ただし、画像最適化みたいなVercel特有の機能までは完全互換を狙わず、「Next.jsの書き心地は残しつつ、ビルドとデプロイ先の自由を取り戻す」という立ち位置なんですね。
個人的に一番おもしろかったのは、「Vinextの実装のほとんどがAI生成で、Next.jsのテストスイートを仕様書として使った」という部分です。要は「しっかりしたテストさえあれば、AIが大規模ソフトウェアを再実装できてしまう」ことを示したケースとしても読める。まだHello Worldすら動かないIssueがあるなど、実験的な段階ではあるものの、今後のフレームワーク選びの基準を、「どのエコシステムに囲い込まれるか」から「APIの良さと、どう再実装しやすいか」にシフトさせるかもしれない、という示唆のある記事でした。
。 。 。 。
3本目。「Claude Code や Codex をオーケストレーションして自動でレビュー FB ループを回して洗い物をしてる話」というタイトルです。
AIにコードを書かせると、「一見できてるんだけど、細かい要件が抜けていたり、バグってたりするから、結局ずっと横について見てあげなきゃいけない…」という“ベビーシッター状態”になりがちですよね。この記事の作者は、そのストレスを解消するために、「コードを書くAI」と「レビューするAI」を別々に用意して、両者を自動で回す仕組みを作っています。
ポイントは「宣言的オーケストレーション」と呼んでいるところで、YAMLで「こういうステップで実装して、こういう条件を満たさなかったら、また修正に戻る」といったフローを宣言しておきます。レビュー担当のAIには編集権限を与えず、ダメ出ししかできないようにして、何か問題があれば必ず「修正ステップ」に戻される。これによって、「まあいいか」とレビューをサボることができず、同じ観点でチェックを繰り返せるようになっているんですね。
この仕組みを「TAKT」というツールとして公開していて、AI同士が勝手にフィードバックループを回している間、人間は洗い物したり、別のタスクをこなしたりできるようになった、という実体験が語られています。「AIに丸投げ」でもなく、「四六時中つきっきり」でもなくて、「プロセス設計をちゃんとやって、あとはAIに任せる」という、新しい付き合い方の具体例としておもしろい内容でした。
。 。 。 。
4本目。「Claude Codeで毎日育てる、完全オフラインのMarkdown/Mermaidエディタを作った」という記事です。
AIが吐き出してくれるMarkdownやMermaidのフローチャート、設計書を、そのまま業務用のパワポやExcelに落とし込むのって、地味に大変なんですよね。「もうちょっとここ揃えたいな」とか、「日本語フォントが崩れるな」とか、細かいストレスが積み重なる。この記事の著者は、その不満を全部解消するために、Windows向けのデスクトップアプリ「Markdown Studio」を自作しています。
特徴としては、まず完全オフラインで動くこと。セキュリティ上クラウドに投げられないドキュメントを扱うケースでも安心して使えるようになっています。そのうえで、MermaidのSVGをPowerPointに貼り付けたときに、フォントが消えたり、テキストが編集できなかったりする問題を、かなり細かいところまでケアしている。CSSスタイルをインライン化して、foreignObjectを普通のテキストに変換して、styleタグを取り除いて…という処理をかけることで、「日本語フォントも含めて、パワポ側でちゃんと編集できるベクター図」として貼り付けられるようにしているんですね。
さらに、AI APIとも連携していて、「このフローにこの処理を1ステップ追加して」と自然言語で指示すると、Mermaidのコードを自動で書き換えてくれたり、MarkdownのテーブルをExcelライクに編集できたり、書式付きコピーや各種エクスポートもできる。著者自身がClaude Codeを日々使っていて、「ここが不便だ」と思ったポイントを、どんどんアプリに反映して育てている様子も書かれていて、「AIフレンドリーな業務フロー」ってこう作るんだな、というのがイメージしやすい記事でした。
。 。 。 。
そして5本目。「Codex CLI で音声入力を試す」という記事です。
これは、ターミナルで使うCodex CLIに、音声入力の機能が入ったので、それを試してみたレポートになっています。バージョンは0.105.0からで、プロンプト欄が空のときにスペースキーを押すと録音開始、テキストがすでにあるときは長押しで録音開始、キーを離すと文字起こし結果がそのままプロンプト欄に入る、という操作感です。
内部では、`cpal`でマイク入力を取り込んで、`hound`で16bit PCMのWAVに変換、それをOpenAIの音声APIに投げてテキスト化しているそうです。APIキーの認証パターンによって使うエンドポイントが変わるとか、Linuxでは依存ライブラリの関係でまだ無効化されているとか、実装寄りの話も丁寧に書かれています。今のところmacOSで動作確認されていて、機能を使うには`codex features enable voice_transcription`でフラグをオンにするか、設定ファイルを直接いじる必要がある、という注意点もありますね。
録音時間が1秒未満だと破棄される仕様だったり、ターミナルにマイク権限を与えないといけなかったりと、ちょっとしたクセも紹介されていて、「試してみようかな」という人には事前に知っておきたい情報がまとまっています。まだ「under development」扱いということで、仕様変更はありそうですが、「ターミナルでそのまましゃべってプロンプトにできる」というのは、手が塞がっているときや、長文を一気に指示したいときには結構便利そうだな、と思わせてくれる内容でした。
というわけで、今日は5本の記事を駆け足でご紹介しました。
1本目は、Claude Codeの活用状況を可視化して、チーム全体でAI利用を改善し続けるダッシュボードの話。
2本目は、Next.jsの書き味を保ったまま、Viteベースでビルドを高速化するVinextの仕組み。
3本目は、コードを書くAIとレビューするAIをオーケストレーションして、人間の「ベビーシッター業」を減らす試み。
4本目は、完全オフラインでMarkdownとMermaidを快適に扱える「Markdown Studio」の開発ストーリー。
そして5本目は、Codex CLIに追加された音声入力機能を実際に試してみたレポートでした。
気になった記事があれば、このあとショーノートにタイトルをまとめておきますので、ぜひ元の記事も読んでみてください。この番組の感想や、「こんなテーマを取り上げてほしい」といったリクエストも、どしどしお待ちしています。
それでは、そろそろお時間です。
zenncast、パーソナリティのマイクでした。また次回お会いしましょう。今日も良い一日をお過ごしください。