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2026/2/18
今日のトレンド

ビビる大木AIやClaude Codeなど

どうもみなさん、おはようございます。朝のお供にテックな学びをお届けする「zenncast」、MCのマイクです。
今日は2026年2月19日、木曜日の朝7時。これからZennで今トレンドになっている記事を、わかりやすく、ゆるっと紹介していきます。

今日はお便りはお休みということで、そのぶん記事紹介をみっちりやっていきましょう。
さて、本日ご紹介する記事は全部で5本です。AIタレントの裏側から、生産性アップの小技まで、幅広く揃ってますよ。

まず1本目。「"ビビる大木AI"を生放送で喋らせた全技術 — ラヴィット!裏側」。
TBSの朝の番組「ラヴィット!」で、AI版ビビる大木さんを“生出演”させるために、筆者の方がたった二日徹夜で作り上げた「AIバーチャルタレント基盤」の技術解説です。番組音声から声をクローンして、LLMをストリーミングでしゃべらせて、しかも最初の一声まで2.5秒という超低レイテンシ。台本セリフは事前に音声をキャッシュしてゼロ秒で再生できるようにするなど、生放送ならではの工夫が盛りだくさんです。日本語の数字や多音字をちゃんと読ませるために、装飾記号を消したり、「20分」「1日」「大木」のような読みを前処理で全部整えてあげる仕組みも入っていて、技術的な泥臭さがたまらないですね。3DモデルはAIで作ってBlenderで口の動きを作り込み、Three.jsでリップシンク。さらに放送事故防止のためのUIやプロンプト設計まで、エンタメ現場の「怖さ」と、それを支えるエンジニアリングがリアルに伝わってくる記事です。AIにコードを書かせて、人間は体験とリスク設計に集中するという開発スタイルも、これからのプロダクト作りのヒントになりそうです。

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続いて2本目。「【Claude Code】Agent Teamsに『ホワイトボード』を1つ置いたら、分業が協働に変わった」。
Claude CodeのAgent Teamsって、複数エージェントを役割分担させられる機能なんですが、標準のままだと「2人が別々にレポートを書いて終わり」になりがちだという指摘から始まります。そこで筆者の方が入れたのが、1つの共有Markdownファイル、いわば「ホワイトボード」。ここにゴールや役割分担、用語の定義、気づきを全部書き込むようにしたところ、エージェント同士が互いのメモを参照しはじめて、用語も揃うし、「こうじゃないか?」という仮説と、その検証が自然と共有されるようになったという報告です。結果として、バラバラな2本のレポートではなく、1本の統合レポートに近づいていく。人間のチーム開発でいう「共有メンタルモデル」とか、昔のAIでいうブラックボードアーキテクチャみたいな世界観ですね。一方で、完全に独立したタスクや人数が多いケースでは、ホワイトボードが逆にノイズになったりもするので、リーダーは「何をここに書き出すか」を設計するファシリテーターになっていく。このあたり、AIチーム運営の“マネジメント論”としても面白い内容でした。

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3本目。「bump というバージョンバンプツールを作った」。
これは開発者の日常をちょっと楽にしてくれる、小さなけれど実用的なツールの紹介です。元になっているのはGo専用の gobump なんですが、「言語とかファイル形式に縛られないバージョンアップツールが欲しい」ということで生まれたのが「bump」。やっていることはシンプルで、指定したファイルの中から正規表現でバージョン文字列を一つキャプチャして、それをSemVerに従ってmajor、minor、patchのどれかで更新してくれます。pyproject.toml でも Cargo.toml でも、Goのソースファイルでも、とにかくバージョンが書いてあればOKという柔らかさがいいですね。`up` サブコマンドだと、対話的にどの桁を上げるか選べたりして、人間の「うっかり」を減らしてくれます。さらにMakefileと組み合わせれば、「バージョン更新 → コミット → タグ付け → push」までを `make bump` 一発で回せる。設定ファイルいらずの単一バイナリっていうのも、導入の腰を軽くしてくれるポイントです。普段、手でちまちまバージョンを書き換えている人ほど、刺さる内容だと思います。

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4本目。「tmuxユーザーだけどtmuxのペイン分割をあまり使ってこなかった人のためのページ」。
これはタイトル通り、「セッションとウインドウまでは使うけど、ペイン分割はちょっと敬遠してきた」という人向けの入門・整理記事です。筆者の方も、まさにそのタイプだったそうなんですが、AIコーディングエージェントを並列で走らせたいとか、ログを見ながら別の操作をしたいとか、そういうニーズが増えてきて「ペインを覚えないと回らないぞ」となったところからのスタート。記事では、縦分割・横分割、ペイン間の移動、サイズ変更、ズーム、ウインドウとの相互変換、レイアウトの切り替え、さらにマークや入れ替えなど、ペイン操作の“地図”がきれいに整理されています。加えて、ボーダーの色や線種、アクティブペインの見え方など、見た目のカスタマイズも紹介されていて、「画面が区切られているだけでストレス…」という人にも優しい内容。`-` や `|` での分割、Vimっぽいキーでの移動・リサイズ、prefixなしのジャンプといった定番カスタマイズもまとまっているので、「tmux、最低限は使ってるけど、まだ怖い」という人の一歩先を後押ししてくれる記事になっています。

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そして最後、5本目。「Codex v0.102 Multi-Agent 動作検証」。
こちらは、AI開発支援ツールのCodexに入ったmulti-agent機能を、実験しながら詳しく分解したレポートです。設定ファイルに `multi_agent = true` を書いて、explorer、worker、fast_workerといった役割を定義しておくと、CLIから `spawn explorer` みたいにして、それぞれを呼び出せるようになる仕組みですね。実験では、explorer単体だとコードには手を出さずにバグを洗い出してくれて、worker単体だと最小限の修正でテストを通す、そして explorer → worker の連携だと、署名付きトークン化やテスト追加まで含めた、より包括的な修正になっていく…という変化が観察されています。その分、トークン消費は約3.3倍になるので、「品質とコストのトレードオフ」を意識して使うのが大事だという指摘もあります。内部ではオーケストレータが `spawn_agent` → `wait` → `close_agent` と、子エージェントを順番に制御していて、サブエージェント同士で直接やりとりしたり、完全な並列実行をしたりはしていない、という解析も面白いところ。JSONLログと高いキャッシュ率で挙動をあとから追えるので、実務では「まずexplorerで調査、その結果を元にworkerで修正」という2段構えが、一番バランスがいいという結論になっています。

というわけで、今日のzenncastでは、
・生放送でビビる大木AIをしゃべらせた、エンタメ現場のAI基盤の話。
・Claude CodeのAgent Teamsを「ホワイトボード」ひとつで協働モードに変えた話。
・言語を問わず使えるバージョンバンプツール「bump」の話。
・tmuxのペイン分割を怖がってきた人のための、やさしい整理術。
・Codex v0.102のmulti-agent機能を、実験でじっくり検証したレポート。
この5本をご紹介しました。

気になる記事があった方は、このあとショーノートからぜひ本編もチェックしてみてください。マイクのしゃべりだけでは追いきれなかった細かい部分や、実際のコマンド例なんかも、記事本体にたっぷり載っています。

番組の感想や、「こんなテーマを取り上げてほしい!」といったリクエストもいつでも募集中です。あなたの開発環境の小ネタや、最近ハマっているツールの話なんかも教えてもらえると嬉しいです。

それでは、そろそろお時間です。
今日も良い一日をお過ごしください。ここまでのお相手は、zenncast、MCのマイクでした。
また次回、お会いしましょう。

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