皆さん、おはようございます!マイクです。今日は2025年6月17日、月曜日ですね。今日も「zenncast」をお聴きいただき、ありがとうございます!これからZennで今日トレンドの記事を紹介していきますよー!

前回紹介した記事ですが、「Reactの内部の仕組み読み解きガイド」と「関数型言語を採用し、維持し、継続する」という内容でしたね。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

さて、今日の内容に入る前に、まずおたよりのコーナーですが、今日はおたよりは届いていないようです。残念!でも、次回はぜひお便りお待ちしていますよー。

それでは、今日紹介する記事は全部で5本です!さっそく、今日のトピックを紹介していきますね。

最初の記事は、Anthropicが公開した「How we built our multi-agent research system」の要点まとめです。この中では、マルチエージェントシステムの開発過程における知見が紹介されています。このシステムは、リーダーエージェントが複数のサブエージェントを指揮し、タスクを分割して調査を行う「オーケストレーター・ワーカーパターン」を採用しています。この仕組みによって、並行して多様な情報収集が可能になるんですね。

また、独立したエージェントによる並列処理や、大量の情報を扱う能力が大きな強みとして挙げられていますが、全員で一つの成果物を作るタスクには限界があるという課題もあります。さらに、トークン消費が多いため、コスト対効果の判断が重要になるんです。

実践的なPrompt Engineeringのコツとしては、エージェントの思考パターンを理解し、適切な指示やツールを選ぶことが重視されています。タスクの規模に応じた人員配置や、自己改善を促す仕組みが効果的だというのもポイントですね。

評価方法に関しては、小規模なテストケースでの評価が有効であり、LLMを用いた評価手法も導入されています。人間の直感を取り入れることで、システムの盲点を発見することができるのも面白いですね。

次の記事に行きましょう!次は「Claude Code を Apple Container の中で動かす」という内容です。こちらはWWDC 2025で発表されたApple Containerを用いて、Claude Codeを実行する手順が説明されています。まず、Apple Containerのインストール方法について、GitHubのリポジトリから最新のインストーラーをダウンロードしてインストールを行うことが記載されています。

インストール後は、`container`コマンドが使用可能になり、バージョン確認やヘルプコマンドで基本的な操作を学ぶことができるんですね。コンテナの起動は`container system start`コマンドで行い、初回にはY/nの選択肢が表示されます。

Claude Codeのセットアップでは、作業ディレクトリを作成し、必要なファイルをGitHubからダウンロードして、コンテナをビルドする手順が示されています。ビルド後は、`container exec`コマンドでClaude Codeのバージョンを確認し、問題がなければコンテナ内で`zsh`を起動し、`claude`コマンドを実行することで、ログイン画面が表示されます。

この手順を通じて、エンジニアはApple Container上でのClaude Codeの利用方法を理解し、効率的に開発環境を構築できるようになるでしょう。

さて、次のトピックに行きます!次は「Microsoft Docs 公式 MCP サーバーを使って Microsoft のドキュメントを読みやすくする」という記事です。Microsoftが新たにリリースしたMicrosoft Docs MCPサーバーは、MCP(Model Context Protocol)に基づくサービスで、Microsoftの公式ドキュメントから直接情報を検索・取得できる機能を提供しています。

利用にはアカウント作成や課金は不要で、VS CodeやCursorなどの対応クライアントからアクセス可能です。主な特徴としては、Microsoft LearnやAzure、Microsoft 365のドキュメントからの情報取得や、セマンティック検索を通じた関連情報の抽出が挙げられます。

自然言語での問い合わせが可能なので、必要な情報を簡単に見つけられるのも便利ですね。VS Codeでの設定も簡単で、GitHubリポジトリからワンクリックでインストールができます。GitHub Copilotを用いてMCPサーバーを活用すれば、公式ドキュメントよりも読みやすい情報を得ることができます。

Cursorでも同様にMCPサーバーを利用でき、正確な情報を効率的に取得することができます。結果はMarkdown形式で保存できるため、ドキュメントの共有も簡単ですね。

次は「関数型まつり2025で出たトピックの前提知識とか」です。関数型まつり2025では、多様な関数型言語や形式手法に関するトピックが議論され、参加者からは前提知識の整理が求められました。主要な関数型言語としては、HaskellやML(OCaml、SML、F#)、Lisp(Clojure、Emacs Lisp)、Scala、Elixir、Elmが挙げられます。

数学的概念に関しては、モノイド、群、環、束などがあり、プログラミングの抽象化に役立つんです。形式手法は、仕様を記述し、自動検査や定理証明を行う手法を含み、特に定理証明支援系は、プログラムと数学的対象の関係を確立するのに役立ちます。

継続や限定継続についても触れられていて、特にSchemeの`call/cc`が有名です。型システムに関しては、依存型や篩型、線形型が紹介されています。DSL(ドメイン特化言語)や幽霊型、tagless-finalなどのプログラミングテクニックも解説され、関数型プログラミングのエレガントな解法として重要視されています。

最後は「Wasm を使えば Go サーバーが無料でデプロイできるんです!」という記事です。この記事では、WebAssembly(Wasm)を利用して、Fermyon CloudにGoサーバーを無料でデプロイする方法を紹介しています。Fermyon Cloudは、Wasmベースのサーバーレス関数やマイクロサービスを構築するためのプラットフォームです。

まず、Fermyon Cloudにアカウントを作成し、Spinというオープンソースフレームワークを使用してアプリケーションを開発します。Spinは、高速で安全なマイクロサービスを作成するためのツールで、Goを使った開発に適しています。

環境構築には、Spin CLIとTinyGoをインストールする必要があり、アプリケーションのビルドと起動は簡単です。デプロイは`spin deploy`コマンドで実行し、クラウド上にアプリケーションをアップロードします。アプリケーションの管理が可能なダッシュボードへのリンクも提供されるので、管理が簡単になりますね。

さて、今日紹介した記事を駆け足でおさらいしますと、マルチエージェントシステム、Apple ContainerでのClaude Codeの実行、Microsoft DocsのMCPサーバー、関数型まつり2025のトピック、Wasmを使ったGoサーバーのデプロイについてお話しました。次回もお会いできるのを楽しみにしています!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。そして、番組の感想もお待ちしています!それでは、またお会いしましょう!

Related episodes

内容の近いエピソードを推薦しています