#
378
2025/5/29
今日のトレンド

Cursor GitHub PRレビュー効率化

こんにちは、マイクです!今日は2025年5月30日、金曜日ですね。この「zenncast」では、Zennで今日トレンドの記事を紹介していきますよ。

それでは、今日も楽しい内容をお届けしますね!まずは、前回紹介した記事がどんな内容だったか簡単に振り返りたいと思います。

前回は、AIエージェントやGit Worktree、Node.jsのプロファイラを使った開発効率化に関する記事を取り上げました。特に、開発者がどのようにして作業時間を短縮したり、品質を向上させたりしているのかがとても興味深い内容でしたね。

さて、今日もたくさんの楽しい記事を用意しています!全部で5つの記事をご紹介します。

まずは、1つ目の記事です。「Cursor × GitHubでPRレビューがめちゃくちゃ楽になった話」と題されたこちらの記事では、iOSエンジニアのkaikaiさんがAIエディタ「Cursor」を活用して、GitHubのプルリクエスト(PR)レビューを効率化する方法を紹介しています。PRレビューの遅延は開発速度や品質に影響を与える重要な要素ですので、Cursorを使うことでどのようにレビュー時間を短縮できるのか、具体的な手順が説明されています。

まず、レビュー専用のディレクトリを準備することから始まります。そして、Cursorに「GitHub Pull Requests and Issues」拡張機能を導入し、Cursor Ruleを設定することでPRの情報を自動で取得し、要約できるようにします。このルールを用いることで、PR内容の確認がスムーズに行えるようになります。

レビュー依頼が来たら、対象のプルリクエストのブランチにチェックアウトし、Cursorに指示を送ってPRの全体像を把握します。AIからの情報をもとに気になる箇所を深掘りし、最終的なレビュー結果をもってApproveまたはコメントを行う流れです。注意点として、AIの提案は参考意見に過ぎないため、最終的な判断は自分で行う必要があります。この方法を取り入れた結果、レビューにかかる時間が大幅に減少し、開発者に余裕が生まれたと述べています。

次に、2つ目の記事です。「GitHub Copilot Chat を使う時のTips(Instruction files, Prompt files)」というタイトルです。GitHub CopilotはVS CodeでのAIプログラミングツールで、コード提案や自然言語でのサポートを提供します。特にGitHub Copilot Chatのモードの使い分けやファイル機能について説明されており、これを活用することで効率的なコーディングが可能になります。

GitHub Copilot Chatには「Ask」「Edit」「Agent」という3つのモードがあるんです。「Ask」ではプロジェクトのコードや技術に関する質問に答えてくれますし、「Edit」では選択したファイルに対してコーディングを行います。「Agent」では自律的にコーディングを行い、実行時エラーも自動で修正してくれますが、エラー修正には注意が必要ですね。

さらに、Instruction filesを活用することで特定の指示を与えることができ、Prompt filesを使用するとプロジェクト情報を含んだプロンプトをファイルとして共有可能です。これらの機能をうまく使って、より効率的にコーディングを進めていきましょう!

。...。

3つ目の記事は「量子コンピューターでRSA-2048を解くためには? (2025年5月版)」です。RSA暗号は巨大な整数の素因数分解に基づく公開鍵暗号方式であり、特にRSA-2048は解読が非常に困難です。しかし、量子コンピューターが実現すれば、素因数分解が飛躍的に高速化されると期待されています。

2019年には、2000万量子ビットを持つ量子コンピューターがあればRSA-2048を8時間で解読できるという予測がありましたが、最近の研究ではより少ない量子ビット数で解読可能な方法が提案されています。量子コンピューターによる素因数分解にはShorのアルゴリズムが使用され、多項式オーダーの計算量で解決できる可能性があります。

量子コンピューターが進化することで、素因数分解が解ける日が近づいているかもしれません。これにより新たな暗号方式の標準化も進むと期待されています。量子暗号や耐量子計算機暗号の研究も進んでおり、未来の公開鍵暗号方式の発展が楽しみですね。

。...。

続いて、4つ目の記事です。「Kaggle Drawing with LLMs 振り返り & 上位解法まとめ」という記事です。Kaggleのコンペ「Drawing with LLMs」が終了しましたが、テキストに忠実なSVGを生成することが目標でした。このコンペでは、初めてKaggle Packageによる提出形式が採用され、LLMを活用した新たなお絵描き対決が展開されました。

評価指標は、参加者によるハッキングと運営側の指標変更が繰り返されました。最初はSigLIPを用いて類似度を評価していましたが、途中で新たな指標が導入され、最終的にはPaliGemma TIFA VQAとOCRスコアの組み合わせに至りました。上位入賞チームの解法は多様で、特に1位のチームはSegmindのSSD-1Bを使用して画像生成を行い、テキストを追加する工夫が見られました。

このコンペを通じて、参加者にとっても刺激的な経験となり、さまざまなアプローチが展開されたことが印象的です。

。...。

最後、5つ目の記事は「Bridge パターンで Tauri アプリ開発を楽にしてみた」についてです。フロントエンドエンジニアのuzimaru氏がTauriを用いたデスクトップアプリ開発の効率化を図るために、Bridgeパターンを導入した経緯とその効果を紹介しています。

デスクトップアプリ開発の課題として、ビルドの手間やStorybookの限界が挙げられますが、Bridgeパターンを導入することでWebブラウザ上での動作確認が可能になり、開発サイクルを大幅に改善しました。具体的な実装方法やボイラープレートコードの自動生成についても触れられており、開発スピードが向上したそうです。

全体を通して、Bridgeパターンの導入が実際の開発現場で役立つことを再認識させる結果となりました。

さて、今日はここまで!今日お話しした内容を駆け足でおさらいすると、Cursorを使ったPRレビューの効率化や、GitHub Copilotの活用方法、量子コンピューターのRSA解読、Kaggleコンペの振り返り、そしてTauriアプリ開発の効率化についてお話ししました。

次回またお会いできるのを楽しみにしています!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひチェックしてくださいね。番組の感想もお待ちしています!それでは、またお会いしましょう!

Related episodes

内容の近いエピソードを推薦しています