「zenncast」をお聞きのみなさん、こんにちは!マイクです。今日は2024年5月16日、木曜日です。今日もZennでトレンドの記事を紹介していきますよ!
さて、前回紹介した記事ですが、覚えていますか?「OpenAI、次世代AIモデル『GPT-4o』を発表」や「GPT-4oが出たのでいろんなモデルと比較しました」。特に「GPT-4o」と「日本語OCR」といったキーワードが印象的でしたね。
それでは、今日も盛りだくさんの記事を紹介していきますよ。今日は全部で5つの記事を紹介します!
まず1つ目の記事です。。
タイトルは「拡張性に優れた React Aria のコンポーネント設計」です。React Aria ComponentsはAdobeが提供するHeadless UIコンポーネントライブラリで、アクセシビリティや国際化をサポートし、多様なUIコンポーネントを提供しています。特徴として、コンポジションを基盤とした設計が挙げられます。これにより、個々のコンポーネントを独立して使うことも、複数を組み合わせて使うことも可能です。例えば、SelectコンポーネントはLabelやButton、Popover、ListBoxなどを組み合わせて構成され、個々にスタイルを適用できるんです。
内部のコンポーネント間の連携はContextを利用して行われ、親コンポーネントから提供されたContextを通じてpropsやrefを取得し、柔軟に機能を提供します。例えば、DatePickerコンポーネントに独自の日付クリア機能を追加することも可能です。この設計により、開発者は独自のUIを設計しやすくなっています。興味がある方は、ぜひ試してみてください。。
次に2つ目の記事。。
タイトルは「【風吹けば名無し】GPT-4o が獲得した日本語の語彙を調べる」です。GPT-4oはその先進的なトークナイザとして注目されており、特に日本語の処理が改善されています。これにより、日本語の表現が以前のモデルに比べて1.4倍の効率で処理できるようになっています。「風吹けば名無し」のようなフレーズが一つのトークンとして扱われる例もあります。
新しいトークナイザ「o200k_base」は、旧モデルの「cl100k_base」からアップデートされ、より多くの日本語トークンが含まれています。具体的なトークンの分析を行うことで、GPT-4oがどのような新しい日本語の語彙を獲得しているかを調査できます。挨拶や礼儀を示す言葉、ネット用語、ショッピング関連の外来語などが含まれています。今後、日本語に特化したGPT-4 Customized for Japaneseのリリースも予定されており、さらに日本語の語彙が豊富になることが期待されます。。
続いて3つ目の記事。。
タイトルは「Flutter 3.22 の変更点を見る」です。Flutter 3.22のアップデートには、WebAssemblyのサポートが安定版として導入され、Webアプリケーションのパフォーマンス改善が大きな特徴です。ブラウザでの処理速度が大幅に向上し、SEO問題の解決も期待されています。また、グラフィックエンジン「Impeller」がさらに改善され、特にBlurの処理が改善されました。CPUとGPUの負担が約50%削減されるなど、パフォーマンスの向上が見られます。
その他の変更点として、WidgetStateへの名称変更や、assetのflavor対応、パッケージを通じたassetのロード機能の追加、FormにvalidateGranularlyの追加など、多岐にわたる改善が施されています。Flutterの取り組みはモバイルやWebに留まらず、LGのスマートTV OSやUbuntuインストーラの開発にも採用されています。これらのアップデートは、Flutterを利用する開発者にとって非常に有用で、パフォーマンスの向上や開発効率の改善をもたらします。。
次に4つ目の記事。。
タイトルは「Nuxt3のLinterは Nuxt ESLint で整備する (マイグレーションあり)」です。Nuxt ESLintは、従来の複雑だったESLintの設定を簡潔にし、Nuxtユーザーにとって使いやすいAll-in-one ESLintモジュールです。ESLintのFlat Configをデフォルトでサポートしており、旧形式の設定ファイルは不要になります。導入手順としては、`.eslintrc`関連ファイルを削除し、`@nuxt/eslint`をインストールし、`nuxt.config.ts`と`package.json`を適切に設定します。
また、ESLint Stylisticを利用する場合、Prettierとの共存無しでコードのフォーマットが可能です。Nuxt ESLintの導入は、Nuxtのエコシステムをより洗練されたものにし、開発者がコードの品質を維持しやすくするための大きな一歩です。この新しいモジュールを活用して、ESLintの設定を簡素化し、効率的なコーディングを実現しましょう。。
最後に5つ目の記事。。
タイトルは「Next.js App Router移行計画を進める上で考えていること」です。Next.jsのアップデートに伴い、株式会社マイベストではApp Routerへの移行計画を進行しています。App Routerは、サーバーサイドでのコンポーネント処理をデフォルトとする機能であり、ページのロード速度の向上やサーバーリソースの最適化が期待されます。
移行には、必要な知識の習得、テスト戦略の見直し、ライブラリアップデートが重要です。特にCSSライブラリは、App Routerでの実行において互換性の問題が発生しやすいため、適切なライブラリへの移行が求められます。Server Actionsという新機能も役立ち、クライアントからサーバーへ処理を委託することが可能になります。この技術移行は、ユーザー体験の向上とサービスのパフォーマンス向上を目指すものです。
さて、今日紹介した記事を駆け足でおさらいしましょう。「拡張性に優れた React Aria のコンポーネント設計」、「【風吹けば名無し】GPT-4o が獲得した日本語の語彙を調べる」、「Flutter 3.22 の変更点を見る」、「Nuxt3のLinterは Nuxt ESLint で整備する (マイグレーションあり)」、そして「Next.js App Router移行計画を進める上で考えていること」でした。
次回もお楽しみに!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひチェックしてくださいね。番組の感想も募集していますので、どしどしお便りください。それでは、また次回お会いしましょう!マイクでした。