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2026/1/14
今日のトレンド

GitHub CopilotやClaude Codeなど

どうもー、おはようございます。マイクです。
時刻は朝7時、「zenncast」のお時間でございます。
今日は2026年1月15日、木曜日。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

この番組では、Zennに上がっているトレンドの記事を、ラジオ感覚でゆるっと、でも中身はしっかりめにご紹介していきます。通勤・通学のおともに、作業用BGMに、耳だけ貸してもらえればOKです。

今日はですね、AIコーディングど真ん中な記事を中心に、全部で5本ご紹介していきます。GitHub Copilot、Claude Code、React×TypeScriptの型設計、そしてAIコーディングの振り返りまで、「2026年、エンジニアはAIとどう付き合っていくのか?」がぎゅっと詰まったラインナップになってます。

ではさっそく、1本目からいきましょう。

……。

まず1つ目の記事。
タイトルは「GitHub Copilot を極める会」。

これはですね、「Copilotって、補完ちょっと便利になるやつでしょ?」って思っている方に、かなり刺さる内容です。この記事では、Copilotを単なるオートコンプリートじゃなくて、設計から実装、テスト、レビューまで一緒にやってくれる“開発パートナー”として使い倒す方法が紹介されています。

VS Codeから使えるいろいろなモードが整理されていて、AskとかEdit、Plan、それからAgentやAIAgentExpertみたいな、聞いたことはあるけどちゃんと使えてない人が多そうな機能まで、どういうときに何を選ぶといいのかがわかりやすく書かれています。
特に面白いのが、Agentモードの“コンテキスト指定”のところですね。`#codebase`、`#file`、`#terminal`、`#git`みたいに、「今はこの範囲だけ見て考えてね」とCopilotに絞り込んであげることで、より精度高く、的確な提案や自動修正ができるようになると。

さらに、Model Context Protocol、いわゆるMCPを使って外部サービスとつないだり、AGENTS.mdとかinstructions.mdにプロジェクト固有のルールや開発方針をまとめておいて、「このリポジトリではこう振る舞ってね」とCopilotに理解させるテクニックも紹介されています。
日記アプリを題材に、Issueベースで実装を進めさせて、自動でPRをつくらせて、最後はCopilotでPRレビューまでやらせるという、一連のワークフローが具体的に追えるのもポイントですね。

全体を通して、「AIに書かせる」というより「AIを制御するスキルを身につける」というメッセージが強くて、AI駆動開発の時代に、開発者側にどんなスキルチェンジが求められるのか、すごく考えさせられる内容になっています。Copilotをサブモニターでなんとなく起動してるだけ、っていう方は、ちょっと使い方を見直したくなる記事だと思います。

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続いて2つ目の記事。
タイトルは「Claude Code の集中力を保つ Agent Skills を作った」。

こちらはClaude Code向けの「Progressive Workflow」というAgent Skillsのお話です。作者の方が着目しているのは、「一度にいろいろ指示すると、LLMの注意が分散して全体的にふわっとした結果になりがち」という問題。
これ、心当たりある人、多いんじゃないでしょうか。「設計もレビューもパフォーマンスも、セキュリティも、全部まとめて見て!」ってお願いすると、全部それっぽく触れるけど、どれも浅い…みたいな。

Progressive Workflowでは、この「注意の分散問題」に対して、やるべきことを細かいステップに分解して、ステップごとに“今見るべき観点だけ”をClaudeに渡していく、というアプローチをとっています。
たとえばコードレビューなら、「まずは仕様の完了度だけチェックする」「次に一貫性だけを見る」「次にパフォーマンス」「次にセキュリティ」みたいに、一個ずつ順番にフォーカスさせていくイメージですね。

このワークフローは`workflow.yaml`と、観点ごとのプロンプトファイルで管理するようになっていて、Claude Code上では`/plugin install progressive-workflow`で導入、`/progressive-workflow`コマンドや自然言語でも起動できるようになっているそうです。

適用範囲もけっこう広くて、調査タスクを段階的に分解して深堀りさせたり、リファクタリングを「1ステップ1観点」で丁寧に進めたり、TDDの各フェーズを順番にサポートさせたりと、いろんなワークフローに応用できるとのこと。
キモになっているのは、「AIの視界を意図的に絞ることで、各ステップのレビューの深さを引き出す」という発想です。人間も、一度に全部考えようとすると雑になるので、ある意味、人の仕事のしかたをAI側にも移植してあげるイメージですね。

Claude Codeを本格的に「チームメイト」として使っていきたい人にとって、ワークフロー設計のヒントになる記事だと思います。

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さて、3つ目の記事。
タイトルは「React×TypeScriptで事故らない型設計:現場で効くパターン10選」。

これは、まさに現場のReact×TypeScript開発で「うわ、そのバグ、型でもっと防げたよね…」っていう、あるある事故を減らしていくための実践パターン集になっています。

記事の出発点は、「とりあえず型は付いてるけど、仕様変更が入るたびにpropsの矛盾や状態遷移の漏れ、anyだらけ、APIレスポンスとのずれで事故る」というリアルな悩み。
そこに対して著者は、「未来の自分がバグを埋め込まないように、“守るべきところは型で守る”」というスタンスで、10個の具体的な型設計パターンを紹介しています。

たとえば、propsの排他条件や矛盾を防ぐために、判別可能ユニオンとneverを使ったXORパターンで「この組み合わせは禁止」というのを型で表現したり、optionalなpropsはコンポーネント内部では必須化して扱うことで、「undefined想定漏れ」を減らしたり。
状態管理では、useReducerとActionのユニオン型を組み合わせて、exhaustive checkを行うことで、「この状態でこのアクションが来たらどうなるんだっけ?」という分岐漏れをコンパイル時にあぶり出します。

さらに、定数はas constでリテラル型化して、外部から入ってくる値はunknownからナローイングするところから始める。APIとの境界にはZodなどを使って実行時にもバリデーションする。
HTMLラッパーコンポーネントはComponentPropsWithoutRefやforwardRefを使って既存の型を継承しつつ必要なところだけ固定する。ID取り違えにはBranded Typesを使って、「これはUserId、これはProjectId」といった区別を型レベルで強制する、などなど。

地味なんですけど、「これを最初からやっておけば後で楽になる」系のノウハウがまとまっていて、アプリが大きくなるほど効いてくる設計パターンになっています。
最後のまとめで、「意図しない拡張を避けるため、アプリケーションレイヤではinterfaceよりtypeエイリアスを推奨」という話もあって、チームでの型設計方針を決めるときにも参考になる記事です。

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続いて4つ目の記事。
タイトルは「Claude「Cowork」を試してみた - コーディング不要でClaude Codeの力を使えるようになった」。

これは、エンジニアだけじゃなくて、ビジネス職やバックオフィスの方にも刺さりそうな内容です。
Coworkというのは、Claude Desktop上で使える機能で、ローカルのフォルダを直接扱って、ファイルの読み取り・編集・作成まで、自律的にやってくれるもの。要するに「コードを書かない人でも、Claude Codeのエージェント的な能力を使えるようにした機能」という位置づけです。

通常のチャットと違うのは、単にテキストで会話するだけじゃなくて、フォルダ全体を参照できたり、「これからこういう手順で作業します」と計画を立ててから自動で進めてくれたり、結果をそのままファイルとして出力してくれたり、複数タスクを並列で進められたりする点ですね。

記事では、具体的な実験として、ダウンロードフォルダやデスクトップの自動整理をやってみたり、名刺画像53枚から情報を抜き出してExcel形式にまとめさせたりしていて、「これはもう普通に業務で使えるレベルだな」という手応えが書かれています。
他にも、レシートの集計、メモの統合、リサーチの整理、契約書やPDFドキュメントの分析、さらにはブラウザ操作やさまざまなコネクター連携を通じて、かなり広い範囲の事務作業・ナレッジワークを自動化できそうだという期待も述べられています。

一方で、現状の制約として、Maxプラン限定であること、macOS専用であること、既存の「プロジェクト」とは併用できないこと、それからファイル操作を任せる以上、安全性や使用量には気をつける必要がある、といった注意点もちゃんと触れられています。
まだリサーチプレビュー段階ではあるんですが、「PC作業のかなりの部分をAIに Delegation する未来」の、かなりリアルな一歩が見える記事になっています。

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最後、5つ目の記事。
タイトルは「2025年の AI コーディングの振り返り」。

こちらは、ほぼひとりで10万行規模のTypeScript中心のWebサービスを開発・保守している筆者による、「1年間、実務でAIコーディングとどう付き合ってきたか」の整理です。
スタックとしては、フロントがReact / CesiumJS / Three.js、バックがNode / Hono、インフラがGCP / Terraformと、かなり本格的な構成。その中で、AIをどう使い分けたのかが具体的に書かれています。

まず方針として、「AIには選択肢を比較させる」「情報を足し引きして結論のブレを確認する」「考える範囲は制限するが、思考プロセスは縛りすぎない」「生成コードは必ず自分でレビューする」といった、健全な距離感が明示されているのが印象的です。
ツール面ではClaude Codeを中心に、Neovim+tmux+sidekick.nvimなどを組み合わせて、ほぼCLI完結の環境を整えているとのこと。WindsurfやCodexなど他のツールも試した上で、「自走力」と「コンテキストエンジニアリング」の面からClaude Codeに集中する戦略をとっているそうです。

開発プロセスもユニークで、自作の仕様駆動開発プロセスを採用しています。要求仕様書から実装仕様書を起こし、それをフェーズごとの実装に落とし込む流れの中で、MAGIコマンドと呼ばれる3軸の合議制プロンプトを使って設計判断を行う、という仕組みになっています。
プロンプトとコンテキスト設計では、用途ごとにカスタムコマンドやサブエージェントを細かく分けて、CLAUDE.mdやルールファイル、Agent Skillsに情報を分散させておき、「必要なときに必要な情報だけ渡す」ように工夫しているのもポイントですね。

全体として、「AIに任せるのは、面倒な設計の肉付けや、定型的で退屈なコーディング」「自分はより本質的で楽しい部分に集中する」というスタンスが徹底されていて、「AIコーディングが当たり前になりつつある現場で、個人開発者がどう戦っていくか」というひとつの答えになっている記事です。
2025年の振り返りという形ではありますが、2026年以降のAI開発スタイルを考えるうえでも、かなり示唆に富んだ内容になっています。

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というわけで、今日は5本の記事をご紹介してきました。

ざっとおさらいすると、まずはGitHub Copilotを「開発パートナー」として使い倒すためのワークフローの記事。次に、Claude Codeの集中力を高める「Progressive Workflow」というAgent Skillsのお話。
3本目は、React×TypeScriptの現場で事故らないための型設計パターン10選。4本目は、コーディング不要でClaude Codeの力を使える「Cowork」を試してみたレポート。そして最後に、10万行規模のサービス開発を通じた「2025年のAIコーディングの振り返り」と、その付き合い方の知見をご紹介しました。

気になった記事があれば、この番組のショーノートに詳しい情報をまとめてありますので、あとでゆっくりチェックしてみてください。

「zenncast」では、番組の感想や、「こんなテーマを取り上げてほしい」「このツールの事例を聞きたい」といったリクエストも募集中です。ラジオネームを添えて、ぜひ気軽に送ってください。あなたの一通が、次回のトピックになるかもしれません。

それでは、そろそろお別れの時間です。
今日も一日、いいコードと、いいAIとの付き合い方が見つかりますように。
お相手はマイクでした。また次回の「zenncast」でお会いしましょう。いってらっしゃい。

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