どうもおはようございます。マイクです。
時刻は朝7時、1月21日、水曜日。今日も「zenncast」お付き合いよろしくお願いします。
この時間は、Zennで話題になっているトレンド記事をピックアップして、ゆるっと楽しくご紹介していきます。
今日はお便りコーナーはお休みということで、そのぶんガッツリ記事を紹介していきたいと思います。
今日ご紹介する記事は、全部で5本です。テーマとしては、Reactの新しいフレームワークのお話、それからClaude CodeやAI駆動開発のワークフロー、さらにAWS IAMのロール運用など、エンジニアリングの現場でかなり効きそうな内容が揃っています。
それではさっそく1本目。
タイトルは「サーバーの無いReactフレームワークFUNSTACK Static」。
これね、コンセプトがすごく面白くて、「サーバー立てたくないけどReact Server Componentsの恩恵は欲しい」という、ちょっと欲張りなニーズにグサッと刺さるフレームワークなんです。実体はViteのプラグインで、`root`と`app`っていう2つのエントリーポイントを持つ構成。Root側は純サーバーコンポーネントとしてビルド時に静的HTMLにしてしまって、App側はRSCとクライアントコンポーネントを組み合わせて動かす、という割り切りがされています。面白いのが、RSCのペイロードをtxtとしてビルド時に出しておいて、クライアントはそれを読みに行く、という仕組み。`defer()`で用途ごとにペイロードを分割して、必要なときにだけ読み込むから、`lazy()`っぽい最適化もしつつ負荷も抑えられる。ルーターやServer Actionsはあえて持たず、「そこは今までのSPA向けライブラリを使ってね」という姿勢も潔いですよね。Next.jsほど重装備はいらないけど、もうちょっとRSCをうまく使いたい…みたいな個人開発や小さめのプロジェクトには、かなり相性が良さそうです。
。。。。
続いて2本目。
タイトルは「[翻訳] Anthropic ハッカソン優勝者による Claude Code 完全ガイド」。
Claude Codeを本気で戦力化したい人には、まさに教科書みたいな内容です。著者が10ヶ月使い倒したうえで、「こうやって環境を整えると一気に捗るよ」というノウハウがぎゅっと詰まってます。ポイントは、Skillやスラッシュコマンドで自分のワークフローをテンプレ化しちゃうこと。そしてHooksで、長時間コマンドをtmuxで動かしたり、自動フォーマットやテスト、console.logの検査なんかを自動化。Sub Agentは「設計用」「TDD用」「レビュー用」みたいに役割と権限をキュッと絞ることで、無駄なコンテキスト消費を防ぐ、という考え方が紹介されています。`.rules`にはプロジェクトの原則――セキュリティ、コーディング規約、テスト方針、Git運用ルール――を常に効かせておいて、AIに守らせる。エディタはZed推奨で、理由は「軽くてエージェント連携が強いから」。MCPやPluginはとりあえず入れまくるんじゃなくて、20〜30入れても有効化は10以下に絞る、とか、コンテキストウィンドウを圧迫しないための運用指針がかなり具体的に書かれてます。全体を通してのメッセージは、「設定をこねくり回しすぎないで、コンテキストを大事に、繰り返し作業は徹底的に自動化しよう」というところですね。
。。。。
3本目。
タイトルは「【脱・初心者】なぜAWSのプロは『IAMユーザー』を使わないのか? 9割が知らない『AssumeRole』の正体」。
これはクラウド初心者が一度はつまずく「Access Denied地獄」を、かなり噛み砕いて救ってくれる記事です。IAMの要素を「User=社員」「Group=部署」「Policy=業務マニュアル」「Role=役職の帽子」という例えで説明していて、とてもイメージしやすいんですよね。プロは、サーバーやLambdaに「永続的なユーザー+アクセスキー」を持たせないで、「IAMロール」という一時的な帽子をAssumeRole、つまり一時的に被ることで権限を得る運用をします。そのおかげで、もしクレデンシャルが漏れても被害を小さくできる。ポリシーJSONも、Effect・Action・Resourceの組み合わせで、「どこで・何を・許可/拒否するか」を書いてるだけだよ、という説明があって、ブラックボックス感がかなり減ります。さらにロールの信頼関係、Trust Relationshipを「誰がこの帽子を被れるかを決める握手」と説明していて、ここがズレるとロールが一切使えない理由もスッと入ってくる。結論としては、人間にはMFA付きのIAMユーザー、機械にはIAMロール、という原則を守ることが、「未来の自分を助ける保険」になるんだ、というお話になっています。IAM怖いな…って思ってる人にほど読んでほしい内容ですね。
。。。。
4本目。
タイトルは「2026年1月版 俺的AI駆動開発フロー&Tips」。
これは、GitHub CopilotとClaude Codeを組み合わせて、1人開発を最大限AIドリブンにするための実践フローがまとめられています。まずスタートは「仕様駆動」。人間がちゃんと「要件」と「データモデル」を決めてから、docs/には「何を作るか」――画面、API、データモデル、テスト仕様――をMarkdownで書く。skills/には「どう作るか」――実装スタイルや社内ルール――を載せて、ここをClaudeに読ませる設計です。外部Pluginはほとんど使わず、リポジトリ内に閉じた形でSkillやコマンドを整えるのがポイント。実装に入ると、設計書からAIにIssueを自動生成させて、「Issue #xx を実装」と指示することで、コンテキストをタスクごとにギュッと絞ります。さらにcommands/フォルダでスラッシュコマンドを定義して、`/add-api #56`みたいに打つだけで必要なSkillと手順をまとめて実行。最初の1パターンだけ、人間がPlanモードと対話しながら品質を作り込んで、その型を後続タスクでひたすらコピーさせていく、というのも効率的です。レビューはGitHubのPR前提で、「1 Worktree = 1 PR」にして並列開発を整理。PRはDraftで出して無駄なCIを回さない、docsは最終成果物として位置づけて、設計変更時にもSkill経由で更新を指示する、など運用面のTipsも豊富に紹介されています。CopilotとClaudeを併用するときの役割分担も書かれていて、「AIを入れたけど逆にカオスになった」というチームに刺さりそうな内容です。
。。。。
最後、5本目の記事。
タイトルは「濫立するClaude Codeの機能の使い分け:スキル、サブエージェント、スラッシュコマンド、CLAUDE.md、Hooks」。
Claude Codeを触り始めると、「機能多すぎて、何に何を詰めればいいの?」ってなりがちなんですが、それを整理してくれている記事です。キーワードはとにかく「コンテキストの節約」。まずCLAUDE.mdは、リポジトリ共通の前提知識を書く場所だけど、詰め込みすぎるとLost in the Middleで逆に精度が落ちるので、あくまで“本当に常に必要な前提”だけにする。スキルとスラッシュコマンドはどちらも「必要なときだけ読み込まれる」という共通点がありつつ、スキルはAIが自動で呼び出す知識や手順、スラッシュコマンドは`/pr`みたいに人間が明示的に起動するショートカット、と整理されています。サブエージェントは、「翻訳みたいに、過程はいらなくて結果だけ残したいタスク」に向いていて、メインのコンテキストを汚さないのがメリット。Hooksは「Aが起きたらBをやる」をJSONで確実に走らせる仕組みなので、自動整形やテスト、通知音みたいな“忘れると困る作業”に向いています。MCPは便利だけど、一気にツール群がロードされてコンテキストを食うので、本当に必要なものだけに絞ろう、という注意点も。最後にプラグインは、こういった設定や機能一式を、複数リポジトリで共有・配布するための入れ物だよ、という位置づけです。あれもこれもオンにする前に、「どの情報を、どの器に入れて、いつ読み込ませたいか?」を考えることが、Claude Codeを“賢く”使うコツなんだなと感じさせてくれる内容でした。
。。。。
というわけで、今日の「zenncast」は、
サーバーなしでRSCを活かすReactフレームワーク「FUNSTACK Static」、
Claude Codeをガチ運用するための完全ガイド、
AWS IAMでプロがAssumeRoleを多用する理由とその考え方、
2026年版のAI駆動開発フローと実践Tips、
そしてClaude Codeの豊富な機能をどう使い分けるか、
この5本をご紹介しました。
気になった記事やキーワードがあった方は、詳しくはショーノートから元の記事をチェックしてみてください。
番組の感想や、「こんなトピック取り上げてほしい!」といったリクエストも、ぜひ送ってもらえると嬉しいです。あなたの開発現場での悩みなんかも、ネタにしつつ一緒に解決していけたらと思っています。
それでは、そろそろお別れの時間です。
今日も良い一日をお過ごしください。お相手はマイクでした。
また次回の「zenncast」でお会いしましょう。ではでは。