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どうもー、朝のおともにテックをお届け、zenncastのお時間です。MCのマイクです。
今日は2026年1月25日、日曜日の朝7時台。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
この番組では、Zennに上がっている今ホットなトレンド記事を、ラジオ感覚でゆるっと、でも中身はしっかりめに紹介していきます。

今日はお便りコーナーはお休みで、そのぶんたっぷりと記事を紹介していきますね。
さて、本日紹介する記事は全部で5本です。AIネイティブなプロダクトづくりから、Rust製のPRレビューツール、Google Antigravityの新機能、Claude Code応用テク、そして古いXperiaを蘇らせるLineageOSのお話まで、幅広く取り上げていきます。

まず1本目。
タイトルは「CuraQの技術的な話 〜技術選定編〜」。
これは、AIネイティブな時代を見据えたサービス「CuraQ」が、どういう思想で技術を選んでいったのか、その裏側を丁寧に言語化している記事です。ポイントになっているのが、「UIはいずれ不要になるかもしれない」という、ちょっとラジカルな仮説なんですね。最初はNext.jsとVercelでサクッとプロトタイプを作ったものの、キャッシュ戦略が複雑になったり、UI層に投資しすぎるリスクを感じて、Hono x Cloudflareの“薄いSSR”構成へ移行しています。Edge上でサクサク動いて、アクセス急増にも強いという、まさに“身軽さファースト”な選択です。ただ、機能が増えてくるとダッシュボードなんかはインタラクティブじゃないと厳しいよね、ということで、hono/jsx/dom を使って一部だけCSRにする、というバランスの取り方をしています。データ基盤はずっとSupabase。PostgreSQLベースでデータを持ち出しやすくて、AuthやRealtimeもまるっと任せられるから、アプリ側はどんどん作り変えても大丈夫という発想です。Cloudflare製のDBじゃなくてSupabaseを選んだ理由も、「データは資産だから、ポータビリティを優先」という割り切りがあって、AI時代のサービス設計としてかなり示唆に富んだ内容になっています。

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続いて2本目。
タイトルは「TUIでPR diffを見ながら裏でAIが勝手に修正&レビューをし続けるRust製tool『octorus』」。
これはGitHubのPRレビューを、ターミナル上で快適に、しかもAIを全力で活用しながら回してしまおう、という尖ったツールのお話です。Rust製で、いわゆるTUIのdiffビューアなんですが、シンタックスハイライト付きで差分を見たり、その場でインラインコメントを書いたり、サジェストを投げたり、レビューコメントやディスカッションも一覧で追えます。ここまでは「便利なTUIクライアント」なんですが、真骨頂は「AI-Rally」という機能。キーボードのAキーを押すと、ClaudeとかCodexみたいなモデルを“レビュワー役”と“レビューされる側”に見立てたエージェントとして、AI同士が自動でレビュー&修正を延々とラリーしてくれるんですね。max_iterations回まで勝手に修正して、必要ならPRにコメントしたり、pushまでしてくれるという徹底ぶりです。さらに、bキーでバックグラウンド実行にしておけば、人間は人間でレビューを続けられるという二刀流スタイル。設定はTOMLやMarkdownで、エディタやテーマ、キーバインド、使うAIの種類、プロンプトの中身まで細かくカスタマイズ可能。作者の方曰く、「A一発でAI同士のラリーが始まる気軽さ」がかなり気に入っているとのことで、PRレビューの未来をちょっと先取りしたようなツールでした。

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3本目の記事。
タイトルは「【Google Antigravity】新機能『Skills』について」。
Google Antigravityを使っている人には特に刺さる内容で、「Skills」という新しい仕組みが追加されたよ、という解説記事です。Skillsはざっくり言うと、「エージェントに、特定タスクの進め方やベストプラクティスをパッケージ化して教える」ための再利用可能なモジュールです。SKILL.md、scripts、resources、examplesという4つの要素から構成されていて、.agent/skills/配下に置いておけば、エージェントが文脈に応じて自動で読み込んでくれます。これによって、毎回でっかいプロンプトを読み込ませなくてもコンテキストを節約できたり、ハルシネーションを減らしたり、スクリプト側と役割分担したり、Gitでチームに共有したりと、運用のしやすさがぐっと上がるんですね。記事の中では、自動コードレビュー用の「code-reviewer」というskillを例に、手順をまとめた指示書、Pythonで書かれた簡易リンタ、レビュー観点のチェックリスト、良いレビュー文のサンプル、これらを組み合わせてReactのリポジトリのdiffをレビューさせる、というデモが紹介されています。他にもtest-generator、sql-expert、bug-reporterみたいなアイデアが挙げられていて、「チームごとのノウハウをskillとして育てていくと、開発フロー全体がかなり変わるよね」という未来像が語られています。

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4本目。
タイトルは「[翻訳] Anthropic ハッカソン優勝者による Claude Code 完全ガイド【応用編】」。
こちらはかなり読みごたえのある、Claude Codeの“本気運用”ガイドです。テーマになっているのは、コンテキストとメモリ管理、トークンコストの最適化、評価戦略、そしてエージェント設計。まず、セッションをまたいで継続的に学習させるために、要約ファイルやフックを使った自動永続化を行い、/learnコマンドやcontinuous-learningスキルを組み合わせて`.claude/rules/`に知識を貯めていく、という運用が紹介されています。コンテキスト管理では、モードごとに動的にシステムプロンプトを切り替えたり、CLIエイリアスとプロジェクトルールを組み合わせて、状況に応じた“人格”を使い分けるテクニックも。コスト面では、基本はSonnetを使いつつ、必要なところだけOpusを呼ぶサブエージェント構成で、mgrepなどのツールも駆使しながら無駄なトークンを減らしていきます。品質担保についても、チェックポイント型と継続型の評価ループを回し、コードベースでの自動評価、モデル自身による自己評価、人間によるレビューを組み合わせて、pass@kみたいな指標でチューニングしていく方法が解説されています。さらに、Git worktreeでタスクごとにスコープを分けつつ、タブの使い分けで並列作業を整理する運用論もあり、「まずは単一インスタンスを極めてから、段階的にサブエージェントやメタプロンプトへ広げていこう」という実践的な締め方になっていました。

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そしてラスト、5本目。
タイトルは「Xperia 1 Ⅱ にLineageOSを焼いてソシャゲ専用端末としての余生を与える」。
これはガジェット好き・Android好きにはたまらない内容ですね。筆者の手元に眠っていたXperia 1 Ⅱ、RAM12GBでイヤホンジャックもある、スペック的にはまだまだ現役なのに、公式のOSアップデートが止まっていて放置されていた端末に、LineageOSを入れて“ソシャゲ専用機”として第二の人生を歩ませよう、というお話です。LineageOSは、昔のCyanogenModの後継にあたるカスタムROMで、軽量で長期サポート、カスタマイズ性が高くて、プライバシー志向というのが特徴。Xperia 1 Ⅱ向けには、なんとAndroid 16ベースのLineageOS 23まで対応しているということで、かなり最新の環境を手に入れられます。導入手順としては、まずSIMフリーモデルであることを確認して、Googleアカウントを削除し、公式のAndroid 12までアップデート。PC側にadbとfastbootを用意してから、ソニー公式サイトでブートローダーアンロック用のコードを取得し、実際にアンロックしていきます。そのあとdtbo、vbmeta、recoveryイメージを書き込んで、リカバリーモードからcopy-partitionsを実行し、LineageOS本体と、必要ならGAppsをADB sideloadで送り込む。再起動したらインストール完了です。セットアップ後は、音ゲーやMV再生も問題なく動いて、ソシャゲ専用端末としてかなり快適に使えているそうで、「タンスの肥やしになっている旧端末があるなら、LineageOSで蘇らせてみない?」と背中を押してくれる内容でした。

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というわけで、今日は5本の記事をご紹介しました。
ざっとおさらいすると、AI時代を見据えたCuraQの技術選定のお話、Rust製のPRレビューTUI「octorus」、Google Antigravityの再利用可能な「Skills」機能、Claude Codeを本気で使いこなすための応用ガイド、そしてXperia 1 ⅡをLineageOSで蘇らせる実践記、というラインナップでした。

気になった記事があれば、詳しい内容はこの番組のショーノートにリンクをまとめてありますので、あとでゆっくりチェックしてみてください。
zenncastでは、番組の感想や、「こんなテーマを取り上げてほしい!」といったリクエストも随時募集しています。普段どんなふうにZennの記事を読んでいるのか、AIや開発ツールとの付き合い方なんかも、ぜひ教えてもらえるとうれしいです。

それでは、そろそろお別れの時間です。
今日も聞いてくれてありがとうございました。次回のzenncastで、またお会いしましょう。
MCのマイクがお送りしました。良い一日をお過ごしください。

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