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2025/6/4
今日のトレンド

Zenn検索スピードとRAG手法

皆さん、おはようございます!マイクです!今日は2025年6月5日、木曜日です。さて、今日はZennでトレンドの記事をいくつかご紹介しちゃいますよ!

まずは、前回紹介した記事についてお話ししてみましょう。「シンプルな MCP サーバを作って動作を理解する」「Webサービス+Discord BotのCloudflare移行記録(個人開発)」「ユーザー認証における脅威分析のための2つの軸」という記事がありましたね。これからも、いろんな記事が出てきますので、お楽しみに!

さて、今日は全部で5つの記事をご紹介します。それでは、早速いってみましょう!

まず1つ目の記事は「Zennの検索スピードを5倍に高速化した話」です。こちらでは、Zennの検索機能改善の取り組みについてお話ししています。具体的には、CDNキャッシュとPostgreSQLの全文検索インデックスを活用することで、検索速度を劇的に向上させたという内容です。

実は、2025年2月にAIクローラーの集中アクセスでDBのCPU使用率が100%に達し、検索速度が遅くなり、DB負荷も増大していました。そのため、CloudflareのWAFやCache-Controlヘッダを使って検索結果のキャッシュを有効化したところ、人気キーワードのレスポンスが改善されたんです。でも、他のキーワードに対しては問題が残ったままでした。

そこで、Elasticsearchの導入も検討されたんですが、コストの面で懸念があり、最終的にはPostgreSQLのpg_trgmを選択しました。このpg_trgmを使ったことで、検索速度は平均で約6倍、95パーセンタイルで約4.25倍の高速化に成功したんです!今後は全文検索機能の改善も考えているとのことです。

続いて、2つ目の記事は「AIに「分からない」と言わせるための「RAG」の手法」です。こちらは、株式会社ナレッジセンスが提案する新手法「DTA(Divide-Then-Align)」についての解説です。

通常のRAGでは、外部ソースからの情報を直接利用するため、誤った回答を生成することがあり、その問題は特に信頼性が求められる医療や金融分野で深刻です。このDTAでは、内部知識と外部知識を考慮し、「分からない」と適切に答える能力を高めることが目指されています。

DTAを実施する際は、まずデータセットを構築し、質問が内部知識で回答可能か、外部知識に正解があるかの二軸で評価します。これにより、AIが「知らない」と答えるべき状況を明確に定義し、効果的に学習させることができるんですね。DTAの成果としては、回答精度を維持しながら「分からない」と表明する能力が向上したそうです。

次は、3つ目の記事「リリース作業はAIエージェントにお任せあれ」です。こちらでは、著者がAIエージェントを使ってGitHubの操作を半自動化し、リリース作業を簡素化した経験が紹介されています。

具体的には、自作のWebアプリをNext.jsで開発し、Vercelにホスティングしたとのこと。リリース作業では、細かい作業をAIに任せ、リリースノートの内容を自動生成する仕組みを作っています。これにより、GitHub操作時に毎回リポジトリを指定する手間を省き、効率的なリリース作業が実現できたそうです。

AIエージェントを活用することで、エンジニアは手動作業から解放され、より創造的な部分に集中できる可能性が広がりますね。

さて、4つ目の記事は「Firebase AI Logic SDKで素早く商用レベルの生成AIアプリを開発する」です。Firebaseが発表したこのSDKは、商用レベルの生成AIアプリを迅速に開発できるツールです。Dart、Swift、Kotlin、Java、JavaScript、Unityがサポートされていますので、開発者にとって非常に便利です。

特にDartを愛用する開発者にとっては、言語を切り替えることなくアプリ開発ができるのが大きな魅力です。Firebase AI Logicは、Gemini APIを利用するための二つの方法を提供しており、開発者はプロトタイプを簡単に作成し、必要に応じて商用利用に切り替えることができるんです。

最後に、5つ目の記事「MCPサーバーからmicroCMSにコンテンツを入稿する」についてお話しします。この記事では、MCPサーバーを利用してClaudeからmicroCMSにコンテンツを作成・更新する手順が解説されています。

まず、microCMSで必要なAPIを作成し、APIキーを設定します。その後、Claudeの設定を変更して、MCPサーバーを設定。これにより、従来のAPI経由の入稿作業を自然言語で簡単に行える便利さが強調されています。特に、アイキャッチ画像の設定もClaudeに依頼できる点が魅力的で、従来の方法に比べて大幅に効率化されるそうです。

さて、今日は以上の5つの記事をお届けしました。簡単におさらいしますと、Zennの検索スピードの改善、AIが「分からない」と答えるRAGの手法、AIエージェントによるリリース作業の簡素化、Firebase AI Logic SDKの紹介、MCPサーバーを利用したコンテンツ入稿の手法についてお話ししました。

次回もお楽しみにしていてくださいね!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひチェックしてください。そして、皆さんの番組の感想もお待ちしています!それでは、また次回お会いしましょう!マイクでした!

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