こんにちは、マイクです!今日は2024年8月21日、火曜日ですね。今日の「zenncast」では、Zennで今トレンドの記事をいくつかご紹介しますよ!
さて、前回紹介した記事は、次のようなタイトルでした。「App RouterとRSCによるアーキテクチャ設計」や「End-to-End自動運転のための三次元物体検出モデルの開発」など、興味深い内容でしたね。
それでは、今日紹介する記事は全部で5本あります。さっそく、最初の記事から見ていきましょう!
1つ目の記事は、「RAGを専門用語に強くする手法『Golden-Retriever』」です。この内容は、RAG(Retrieval Augmented Generation)システムを特定の業界用語や社内用語に対応させる手法について解説しています。2024年8月にカリフォルニア大学の研究者によって提案されたこの手法は、従来のRAGシステムが専門用語に弱いという課題を解決するために開発されました。ユーザーからの質問に含まれる専門用語の意味を明確にすることで、より正確な検索結果を得ることができるんです。具体的には、質問から専門用語を抽出し、文脈に基づいてRAGを実施するプロセスが紹介されています。特にMeta-Llama-3-70Bモデルでは、通常のLLMに比べて79.2%の精度向上が見られたそうですよ。ただし、生成速度が遅くなる可能性があるので、その点には注意が必要ですね。
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2つ目の記事は、「OIDCをHono × Bunで完全に理解する」です。この記事では、OpenID Connect(OIDC)についての基本的な知識から実装までを解説しています。OIDCは、OAuth 2.0を基盤にした認証プロトコルで、ユーザーのアイデンティティを検証し、最小限のプロフィール情報を取得することができるんです。特に、OIDCの主要な登場人物としてエンドユーザーやリライング・パーティー、IDプロバイダが挙げられ、それぞれの役割が明確に定義されています。また、実践編ではHonoとBunを用いたリライング・パーティーの実装も詳しく説明されています。Google認証の流れやJWTの中身を確認する方法についても触れられていて、Webアプリ開発における認証・認可の重要性が強調されていますよ。
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3つ目の記事は、「React Testing LibraryでのWAI-ARIAロールの活用事例」です。こちらの記事では、視覚やマウスを使わないユーザーにとってのエクスペリエンスを向上させるために、WAI-ARIAロールの活用例が紹介されています。著者が調査したUIライブラリ「Chakra」のコンポーネントについて、25の一般的なコンポーネントに対応するWAI-ARIAロールを明示的に記述し、テストコードの例が示されています。これにより、テストの効率性や可読性が向上し、支援技術を利用するユーザーへの配慮も強調されています。また、ChromeのDevToolsを用いてWAI-ARIAロールを確認する方法も説明されていて、開発者にとっても役立つ情報が満載です。
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4つ目の記事は、「Baseline 2024 Newly Availableな機能をみてみよう」です。Baselineはブラウザ間のAPI互換性を明示する取り組みで、2024年に入ってから発表された新機能について解説しています。特に注目すべき新機能として、JavaScriptでのデータ整理を簡単にするメソッドや、カスタム要素の状態を管理するAPI、ポップオーバーを簡単に実装できるようになる機能などが挙げられています。これらの機能は、今後の開発に役立つこと間違いなしです。新機能を定期的に確認することで、開発に活かせる情報を得られるでしょう。
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5つ目の記事は、「Homebrew管理下のGUIもNixに移してみる nix-darwin篇」です。macOSでのパッケージ管理において、Nixという純粋関数型パッケージマネージャが注目されています。この流れを受けて、Homebrewで管理していたGUIアプリをNixに移行する手法が解説されています。具体的には、nix-darwinを使ってアプリのインストール作業を簡素化する方法や、設定ファイルにアプリ一覧を記述することで手動でのインストールを避ける手順が紹介されています。また、フォントの設定も可能で、Nixを通じてフォント管理ができるようになることが強調されています。Nix管理下の環境を整えることで、macOS環境をより効率的に使えるようになるでしょう。
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それでは、今日の内容を駆け足でおさらいしますね。まずは「Golden-Retriever」によるRAGシステムの強化、次にOIDCについての理解、続いてWAI-ARIAロールの活用、Baselineの新機能、最後にNixを使ったGUIアプリの移行についてお話ししました。
次回もまたお会いできるのを楽しみにしています!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひチェックしてくださいね。そして、番組の感想もお待ちしています。それでは、またね!