こんにちは、マイクです!今日は2025年7月17日、曜日は水曜日です。「zenncast」へようこそ!今日はZennでトレンドの記事をいくつかご紹介しますよ。
さて、前回紹介した記事は「Unity × AWSでつくるリアルタイムマルチプレイ通信」という内容でした。興味深いトピックでしたね!
では、今日の内容に移りましょう。今日は全部で5つの記事を紹介します。まずは、最初の記事からいきましょう。
1つ目の記事は「amazonの出したIDE『kiro』がめちゃくちゃ未来だったのでClaude Codeユーザーの人はみんな一度試してみてほしい」というものです。Amazonが新たにリリースしたIDE「kiro」は、VS Codeをベースにした開発環境で、「仕様書駆動開発」を重視しています。このIDEは、要求仕様、詳細設計、タスクリストを一つのフローに統合し、ユーザーは「vibe coding」と「spec」の2つのモードから選べるんです。specモードでは、機能要件を記述するためのrequirements.mdが自動生成され、順次設計段階に進むことができます。
kiroの特長として、開発手順がシンプルで初心者でも進めやすい点があります。ボタン一つで進行状況や設計の修正ができるため、非常に便利です。また、AIが生成したコードの修正も簡単に行えます。ただ、現時点ではdevcontainerが利用できなかったり、AIモデルが限定的だったりするため、コーディング力では既存のツールに劣る部分もあります。それでも、全体的に見てkiroは新たな可能性をもたらす素晴らしいツールです。特にClaude Codeとの併用が期待されているとのことです。
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次に、2つ目の記事です。「MCP サーバーに Entra ID 認証を実装してセキュアな AI 連携を実現しよう」というタイトルです。この記事では、Azure API Management (APIM) を利用して、MCPサーバーの認証・認可を実装する方法が解説されています。Microsoft の公式サンプルを基に、Entra ID認証を用いた構築手順が詳細に説明されています。
APIMはAPIゲートウェイ機能を提供し、OAuthやJWTを用いた認証・認可機能を実装します。これにより、MCPサーバーは認証処理から解放され、プロトコルの実装に集中できるのがポイントです。セットアップ手順としては、サンプルコードをクローンし、Azureリソースを展開、MCPクライアントを用いて接続確認を行います。
認証フローは、クライアント登録から始まり、OAuth 2.0の動的クライアント登録が行われ、ユーザーの同意を得た後にEntra IDへの認証が実施されます。このプロセスを通じて、APIMが認証・認可のゲートウェイとして機能し、MCPサーバーのセキュリティを高めることができます。
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続いて、3つ目の記事です。「useEffectでデータフェッチは欠点だらけ?じゃあどうしたらいいの?」というお話です。Reactの`useEffect`を使用したデータフェッチには、いくつかの欠点があります。まず、ローディング・エラー状態の管理が複雑で、コードが重複しやすい点。また、親子コンポーネント間での直列実行がネットワークウォーターフォールを引き起こし、データ取得が遅くなることが挙げられます。
これらの問題を解決するために、React 19で追加された`use`フックを利用することが提案されています。このフックを使うことで、データフェッチの実装がシンプルになり、状態管理やエラーハンドリングをReactに任せることができます。具体的には、`useEffect`を使った場合は約30行のコードが必要なのに対し、`use`フックを使うと約15行に短縮されるんです。
こうして、React 19の新機能を活用することで、データフェッチの効率を上げ、ユーザー体験も向上することが期待されています。
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次は、4つ目の記事です。「新規プロダクト開発チームが Claude Code を活用するために取り組んでいること」という内容です。カナリー社のエンジニアチームがAIコーディング支援ツール「Claude Code」を導入し、その効果を最大限に引き出すための取り組みを行っています。全員参加のプロジェクトを実施し、知見の共有と開発フローの改善を目指しています。
具体的には、開発担当者が機能要件をClaude Codeに提供し、その後の作業計画やコーディングを支援する形で進めています。実際には、コミットの約2/3がClaude Codeによって生成されているとのこと。特に「Plan mode」を活用し、作業計画を立てることで、ドキュメントとしての残しも行われています。
さらに、チーム内での計画書レビューを通じて合意形成を図り、プロジェクトの規約や暗黙知を文書化することでClaude Codeの活用を最大化しています。自動生成コードの量を減らすために、Goのコード生成機能やpre-commitフックを導入し、効率的な修正サイクルを実現しています。
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そして最後、5つ目の記事です。「【Flutter】自作パッケージ animated_to が DartPad で使えるようになったので遊んでみる」というテーマです。DartPadはWeb上でDart/Flutterコードを試すことができるツールですが、今回筆者が公開した「animated_to」パッケージが利用可能になりました。
このパッケージは、任意のWidgetの移動をアニメーションさせることができ、簡単に使えるのが魅力です。具体的には、四角形Widgetを作成し、ボタンでその位置を移動させる方法が紹介されています。さらに、物理アニメーションを使うことでより自然な動きを表現できます。
animated_toは「暗黙的なアニメーション」に特化したパッケージで、使いやすさが大きな魅力です。興味があれば、ぜひ実際にコードを試してみてくださいね。
さて、今日は5つの記事を一気にご紹介しました。記事の内容はショーノートに詳しく書いてあるので、ぜひチェックしてみてください!次回もまたお会いできるのを楽しみにしています。それでは、良い一日をお過ごしください!