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2025/6/17
今日のトレンド

Node.js Event LoopとNext.js i18n

こんにちは、マイクです!今日は2025年6月18日、火曜日です。今日の「zenncast」では、Zennでトレンドの記事をいくつかご紹介しますよ!

さて、前回紹介した記事ですが、関数型まつり2025やWasm、Microsoft DocsのMCPサーバーに関する内容がありましたね。これらのトピックは、プログラミングや技術の最前線での重要な情報が詰まっています。

今日紹介する記事は5本です!それでは、さっそく今日の内容に移りましょう!

まず1つ目の記事は、「大規模 Node.js サーバーに潜むパフォーマンス上のリスクを Event Loop から理解する」です。Node.jsはシングルスレッドで動作するため、重たい処理が他の処理に影響を与えるリスクがあるんです。特にモノリシックなアプリでは、リアルタイム性が求められる処理とバッチ処理が共存することで、レイテンシやエラー率が影響を受けることがあります。これを解決するために、ダイニーではCloud Runを使ってサービスを分割し、処理間の干渉を減らしています。また、Node.jsのEvent Loopの特性によって、重たい処理がpollフェーズに集中しやすく、次のtimersフェーズが後に実行されるため、タイムアウトのリスクもあるんです。これを回避するために、実行環境の分離やsetTimeoutの後にsetImmediateを使う方法、重たい処理の軽減が提案されています。Node.jsのEvent Loopを理解することで、アプリケーションの安定性が向上しますね。

続いて2つ目の記事、「Next.jsのApp Routerでライブラリに頼らない多言語対応」についてお話しします。Next.jsのApp Routerを使ったWebアプリの国際化に関する記事です。著者は、従来のPages Routerとは異なり、サーバーコンポーネントとクライアントコンポーネントが混在する環境でのi18nの実装に挑戦しました。ライブラリの利用を諦め、自分で実装することを決めたそうです。言語判定のために動的ルーティングを使用し、対応言語は日本語、英語、中国語の3つです。特にURLを変更せずに言語を切り替える設定がポイントですね。サーバーサイドでは、各言語の辞書を取得する関数を用意し、クライアントコンポーネントでは辞書をコンテキストとして渡す設計にしています。この手法は中規模のSaaSやドキュメントサイトに特に適しているそうですよ。

次に3つ目の記事、「エンジニアの工夫で実現する、ビジネス組織のCursor活用環境の構築術」についてです。著者はLayerXのバクラク事業部でソフトウェアエンジニアをしていて、エンジニア以外のBizチームが簡単にCursorを利用できる環境を整備しました。GitHubアカウントとGitのインストールが前提条件で、Cursorの活用を促進するためにリポジトリを作成し、サブモジュールでコンテキストを管理しています。また、ターミナルなしでCursorをセットアップできるようにVisual Studio Codeのタスクも設定しました。この仕組みにより、ユーザーが簡単にCursorを利用できる環境が整ったそうです。さらに、専用のSlackチャンネルで継続的なサポートも行っているとのこと。非エンジニアでもCursorを効率的に活用できる方法が紹介されています。

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続いて4つ目の記事、「Microsoft Docs の公式 MCP サーバーを試す」についてです。Microsoftが公式のドキュメント検索用MCPサーバーを公開しました。特にAzureユーザーにとっては貴重なリソースになりそうですね。MCPサーバーへの接続には、特定のMCPクライアントを使用する必要があり、設定例も示されています。動作確認のためにMCP Inspectorを使ってリクエストやレスポンスの内容を検証しました。MCPサーバーは、関連する公式ドキュメントのコンテンツと英語版のURLを返し、高い精度を持っているとのことです。特にAzure関連のドキュメントが広くカバーされているのが大きな利点です。今後、MCPサーバーを活用する事例が増えることが期待されていますね。

最後に5つ目の記事、「WidgetsApp で実現する自由なデザインの Flutter アプリ開発」です。Flutterアプリ開発において、`MaterialApp`を使わずに`WidgetsApp`を利用して独自のデザインを実現する方法が紹介されています。特にデザインの自由度を追求することが重要で、`WidgetsApp`を使うことでマテリアルデザインの制約を受けずに自由なUIを構築できます。具体的には、ユーザー一覧ページや詳細ページの実装を通じて、タップ操作のフィードバックや画面遷移のカスタマイズが紹介されています。最終的には、ブランドに最適化されたデザインを実現するための新たなアプローチが提案されています。

今日はここまで!おさらいをすると、Node.jsのEvent Loop、Next.jsの多言語対応、Cursorの活用環境、Microsoft DocsのMCPサーバー、Flutterの自由なデザインについてお話ししました。次回会えるのを楽しみにしていますよ!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひチェックしてくださいね。また、番組の感想も募集してますので、お気軽にお便りを送ってください。それでは、良い一日を!

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