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2026/1/27
今日のトレンド

Antigravity課題とClaude Code活用事例

どうもー、おはようございます。マイクでーす。
時刻は朝7時、「zenncast」のお時間です。今日は2026年1月28日、水曜日。
この番組では、毎朝Zennのトレンドから気になる技術記事をピックアップして、みなさんと一緒にゆるっとキャッチアップしていきます。

今日はリスナーのみなさんからのお便りはお休みということで、そのぶんガッツリ記事を紹介していきたいと思います。

さて、今日ご紹介する記事は全部で5本です。
AIエージェントまわりの実践ネタから、新しい標準仕様、ラズパイで動かすAIアシスタントまで、かなり濃いラインナップになってますよ。

まず1本目。
タイトルは「Antigravityの課題点(2026年1月時点)」。
AI搭載エディタのAntigravityを、筆者の方が個人利用でしっかり触ってみて、「ここがちょっとつらいな」というポイントを整理してくれたメモです。おもしろいのが、VSCodeとかCursorでは普通に動いているDevcontainerが、Antigravityだと動かないケースが結構ある、という指摘。Dockerビルドが失敗したり、gitの通信がハングしたりと、「同じ環境のはずなのになぜか不安定」という、実務ではかなり痛いパターンが出ているようです。また、コンテナのリビルド機能が弱くて、Devcontainer内のAIチャット履歴も永続化されないので、毎回環境を立ち上げ直すたびに「さっきまでの会話どこ行った…?」となるのもストレスポイント。さらにAIクレジットの設計も、一見フェアなんだけど、ClaudeやGPT系を使うと消費が早すぎて、1つのIssueを最初から最後まで通しで扱いにくい、Gemini系は品質が安定しない、と実用上の難しさが語られています。極めつけは「計画だけしてほしいのに、勝手に実装・コミットされちゃう問題」。Planningモードでも、文脈次第でエージェントが走り出しちゃうので、ルールやモードより「会話のコンテキスト」の影響が強くて制御しづらいという話ですね。同じような発想のツールであるCursorでは、こうした問題があまり起きていないという比較もあって、「現時点ではAntigravityをメインで選ぶ理由は見つけづらいけど、正式版でここが改善されたらまた評価したい」と、かなり冷静な目線でまとめられています。AIエディタを検討している方には、良いチェックリストになりそうな記事です。 。。。

続いて2本目。
タイトルは「月間400件以上のプルリクエストを生産したClaude Code活用事例」。
これ、インパクトのある数字ですよね。筆者の方は、ひとりでデータ基盤の開発・運用をやりつつ、Claude Codeを駆使して月400本超えのPRを回しているという、かなり攻めたワークフローの紹介です。ポイントは、Claude CodeみたいなAgentを「道具」じゃなくて「チームメイト」として扱う、というスタンス。得意なこと・苦手なことを観察しながら、コードベースやツール、プロセスの側をチューニングしていく発想ですね。開発フローとしては、まずAgentにplan.md形式の計画を書かせて、その計画を人間がレビュー。OKが出たら、実装・検証・PR作成・デプロイ待ち、みたいな部分は、ほぼAgentに任せてしまう。人間は「計画レビュー」と「PRレビュー」に集中するので、同時に7セッション並列で走らせても、レビュー負荷をなんとかコントロールできる、という話です。おもしろいのは、「プロンプト最適化より、決定性のあるガードレールが大事」としているところ。linterやPreToolUse hookで危ないコマンドを制限したり、命名規則やディレクトリ構造を統一したりして、Agentが迷子にならないようにしていく。さらに、Slackの取得範囲を絞ったり、Seatbeltみたいな仕組みで破壊的コマンドをガードしたりと、安全性の設計もかなりちゃんとしてます。「Agentでまず何十倍か効率を上げて、そのうえにツール活用の1.5倍を掛け算する」という考え方は、まさにAI時代の生産性マインドセットって感じですね。最後は、「人間側の計画策定とレビューがボトルネックになってきたので、ここもどこまで任せるか、とにかくやってみる」と締めていて、今後の実験記録も楽しみになる内容でした。 。。。

3本目。
タイトルは「上司にCursorの使い方を説明したのでまとめてみた」。
これは、AIコーディングエディタCursorを仕事で使ううえでの、かなり実用的な入門ガイドになっています。「上司に説明した」とあるとおり、機能紹介だけじゃなくて、「どう使い分けるとおいしいか」が整理されているのがありがたいところです。まずモデルの切り替え方から入っていて、普段使いはComposer 1、ちょっと複雑なロジックや設計相談はOpus 4.5、UIまわりはGemini 3 Flash、単純作業はAutoに任せる、といった具合に、用途ごとにおすすめモデルを提示してくれています。Cursorの中心機能としては、Agentモードを軸に、@記法でファイルやIssueを参照したり、コードをドラッグ&ドロップして部分的に直してもらったり、Ctrl+Kで局所的な修正を頼んだりするワークフローを紹介。新機能開発のときは、まずPlanで設計を書かせてから、Buildで実装まで持っていく、というパターンも具体的に説明されています。また、User RulesとProject RulesでAIの性格やルールをカスタマイズしたり、`.cursor/commands`でよく使う指示をスラッシュコマンド化したりと、「最初ちょっとだけセットアップしておくと、あとは爆速になるよ」というポイントも丁寧です。内蔵ブラウザ、音声入力、MCP連携、Web Agentなど、補助機能も触れつつ、「1チャット1タスク」「10往復くらいで一旦区切る」「終わったチャットはアーカイブしてコンテキストを軽くする」といった運用上のコツも書かれていて、これからCursorを本格運用したいチームの、最初のハンドブックにぴったりな内容になっています。 。。。

4本目。
タイトルは「MCP Apps:AIのUIが『標準化』された日(AI UIのHTML化)」。
これは技術的にもビジネス的にもインパクトが大きい話で、AIチャットの中に出てくる“アプリっぽいUI”を、各社バラバラじゃなくて共通仕様で扱えるようにしよう、という取り組みです。これまで、ChatGPTのApps SDKとか、コミュニティが作ったMCP-UIみたいなものはあったんですが、どれも特定プラットフォーム向けで、互換性はあまりなかったんですね。そこに登場したのがMCP Apps。Anthropicが主導しつつ、OpenAIやMicrosoftも同時に支持を表明していて、「あ、これは本当に標準にしにいく流れだな」と感じさせる布陣になっています。仕組みとしては、MCPサーバーが`ui://`という形でHTMLとJavaScriptのUIを公開して、それをClaudeやChatGPTなどのホスト側がiframeとしてレンダリングする、という構造。ユーザーが操作した内容は、JSON-RPCでサーバー側とやりとりされて、AIの会話コンテキストにもリアルタイムで反映されます。これにより、JiraやFigmaみたいなSaaSのUIが、そのままチャットの中に出てきて、編集して、その結果を送信して…という流れが、全部1つの画面の中で完結できるようになる。セキュリティ面でも、強いサンドボックスやCSP、通信ログの監査といったエンプラ向けの要件が考慮されています。さらに、MCP Appsに対応していないクライアントでも、従来通りテキストベースで動く後方互換も用意されているので、「対応クライアントならリッチUI、そうでなければテキスト」という形で徐々に移行できるようになっているのもポイント。AsanaやSlackなど、すでに対応を表明しているサービスも多く、「ユーザーがアプリに行く」時代から、「アプリが会話の場にやってくる」時代にシフトしつつある、というのがこの記事のメッセージです。今後は、人間とAIとツール、この三者を前提にしたUI設計のスキルが、エンジニアにもデザイナーにも求められるようになっていきそうですね。 。。。

そして最後、5本目。
タイトルは「最近話題の Clawdbot をラズパイ 5 で動かしてみた」。
これはちょっとワクワク系の記事です。クラウド上のLLM APIを使うオープンソースAIアシスタント「Clawdbot」を、Raspberry Pi 5の上で常時稼働させて、自分専用のAI環境を作ってみた、というレポートになっています。ClawdbotはGatewayを介して、WebUIやSlack、Discordなど複数のチャットツールとつながる仕組みになっていて、「どこから話しかけても、同じ1人のアシスタントが返事してくれる」ような体験が特徴です。内部的には、階層化されたプロンプトやシステムルールによって人格や制約を運用していて、かなりしっかりした“キャラ設計”ができる一方で、チャットツールとの連携が増えるほど、うっかりミスや情報漏洩のリスクも上がるよね、という話もちゃんと押さえられています。そのため、アクセス範囲をきちんと絞るとか、本番用とは別にサブ環境を用意するとか、公式のセキュリティチェックを活用するとか、安全側に倒した運用が推奨されています。ラズパイへの導入自体はNode.js経由でわりと簡単で、Slack連携やBrave SearchのAPI設定なんかも、Clawdbotとの会話を通じて半自動で進められたそうです。さらに筆者は、Googleカレンダーと連携して、新しい予定が入ったら注意事項を生成してSlackに投げる、みたいな小さな自作エージェントも作っています。ただ、その過程で、繰り返し予定が全部通知され続けるという「やらかし」も経験していて、AIに対する指示の曖昧さや、テスト不足の怖さもリアルに伝わってきます。総じて、「ラズパイ×Clawdbot」は、そこまで高スペックじゃないマシンでも試せる、お手軽なAIエージェント実験環境として面白いよ、という前向きなまとめになっていました。

ということで、今日は
・Antigravityの現状の課題整理
・Claude Codeで月400PRを回すエージェント開発フロー
・上司にも説明できる実務的Cursor入門
・MCP AppsによるAI UI標準化のインパクト
・ラズパイ5上でClawdbotを常時稼働させる実験レポート
この5本をご紹介しました。

それぞれの記事の詳しい内容や、気になったポイントへのリンクは、番組のショーノートにまとめておきますので、通勤・通学のスキマ時間にぜひチェックしてみてください。

「zenncast」では、番組の感想や、取り上げてほしいテーマ、AIツールのこんな使い方してるよ、みたいな話も、どしどし募集しています。
ラジオネームを付けて、気軽に送ってください。

それでは、そろそろお別れの時間です。
今日も1日、無理しすぎず、ちょっとだけ未来の開発スタイルをイメトレしながら、楽しく過ごしていきましょう。
お相手はマイクでした。また次回の「zenncast」でお会いしましょう。バイバーイ。

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