こんにちは、マイクです!今日は2025年9月11日、木曜日ですね。今日も「zenncast」にお付き合いいただきありがとうございます!今日はZennでトレンドの記事をいくつかご紹介しますよ。
さて、前回紹介した記事には、「Playwright MCPを使ってE2Eテストを楽に書く」、「国産の仕様駆動開発ツール cc-sdd を推していきたい」、「話題のMCPサーバー「Serena」をClaude Codeで使ってみた」というタイトルがありました。とても興味深い内容でしたね。
それでは、これから今日の内容に移りましょう!今日は全部で5つの記事を紹介します。
まず最初の記事は、「バックエンドTypeScriptでオニオンアーキテクチャを運用してわかった手応えと反省点」です。この内容では、TypeScriptを使ったバックエンド開発でオニオンアーキテクチャを採用した結果、得られた手応えや反省点について詳しく述べられています。著者の会社では、フロントエンドにNext.js、サーバーサイドにNestJSを導入し、ドメイン駆動設計(DDD)を実践しているとのこと。オニオンアーキテクチャを選んだ理由としては、アプリケーション層とドメイン層の境界が明確で、ビジネスの関心事を独立させる設計思想に合致しているといいます。運用のメリットには、高いテスト容易性が挙げられ、フレームワークから独立したドメイン層は単体テストが簡単で、開発体験が向上したそうです。一方で、課題としてはドメインサービスを設けなかったためにロジックがusecase層に漏れ出し、独立性が損なわれたことや、作業コストが高くなる問題も指摘されています。全体として、アーキテクチャの選択に伴う戦略的な目的をチーム全体で共有することの重要性が強調されています。
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次の記事は、「Triton を使って CUDA を書かずに高速な GPU カーネルを実装する」です。TritonはOpenAIがリリースしたオープンソースのプログラミング言語で、CUDAの知識がなくても効率的なGPUコードを記述できるとのこと。特に、データをタイルまたはブロック単位で処理することに特化しており、コンパイラがメモリ管理や並列化を最適化するんです。記事では、マンデルブロ集合の計算を通じてTritonのパフォーマンスを評価した結果が紹介されています。Python + CPUの実装では約4分半かかりましたが、Tritonを使った場合、ブロック処理を適用することで20.3msに改善されたそうです。Tritonは高効率なGPUカーネルを生成しやすく、特に複雑な処理において優れた性能を発揮するとのことです。
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続いては、「AIによる大量コードのマイグレーションスクリプト作成の試行錯誤と知見」です。大規模なコードのマイグレーションをAIに任せる試みは多くのエンジニアが直面する課題で、実際に1000ファイルの書き換え作業をAIツールに任せた結果、速度や一貫性の問題が浮き彫りになったそうです。特に、コンテキスト管理が難しく、期待通りに動かないことが多かったといいます。これらの問題を解決するためには、直接の書き換えよりもマイグレーション用のスクリプト作成を依頼する方が効果的で、責務を小さく分割し、各処理を個別の関数として実装するアプローチが有効だったとのこと。段階的な実装やリファクタリングも重要で、AIツールを活用する際には開発者の経験や知識が活かされるべきだという教訓が得られたそうです。
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次は「Claude Code 探訪: Opus と Sonnet を使い比べて気がついたことのその違い」です。この記事では、Claude CodeのOpusとSonnetを1週間ずつ使用し、その違いや使用感について報告されています。Opusは「ストレスフリー」と感じられ、Sonnetはその分ストレスを感じる結果となったといいます。Sonnetはカスタマイズを行うことで向上が可能ですが、Opusのようなストレスフリーな体験を求めるには工夫が必要だとのこと。具体的には、Opusはエンジニアの期待に応える提案が多く、倫理的な配慮もあり、一方Sonnetは結果を重視する傾向が見られ、指示の解釈ミスや手動での介入を強いられることが多いと報告されています。
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最後の記事は「GitHub ActionsのSHA Pinning Enforcementを有効にするまでの道のり」です。2025年8月15日にGitHubがリリースしたSHA pinning enforcement機能は、GitHub Actionsにおけるサプライチェーン攻撃のリスクを低下させるものです。Finatextではこの機能の有効化に取り組み、900以上のリポジトリがある中で手動修正を最小限に抑えるためにCI基盤上で自動修正ジョブを運用しています。SHA pinningを自動適用するために独自のツールを利用し、全リポジトリのSHA pinningを達成したとのこと。サードパーティActionの管理も整備し、セキュリティレビューを経て新規Actionを導入するフローも設計されたそうです。この機能の導入はセキュリティ向上に大きく寄与するため、導入を検討している方々には参考にしていただきたいですね。
さて、今日はこれらの記事を駆け足でおさらいしましたが、いかがでしたでしょうか?次回もまたお会いできるのを楽しみにしていますよ!詳しい内容はショーノートに書いてありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。また、番組の感想もお待ちしています。それでは、また次回お会いしましょう!